「音楽が最高!」オール・ザット・ジャズ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽が最高!
ジョージ・ベンソンの“オン・ブロードウェイ”でリハーサルが始まる。ブロードウェイ演出と映画製作。多忙を極めるジョー・ギデオン。しかも女好きのため女をいつも不幸にするが、最愛の娘ミシェルだけには特別の感情を持っている。練習中、編集中、いつもタバコを咥えていて、肺病を患ってしまう。同じくタバコを咥えっぱなしの医者とのやりとりに大爆笑。
興奮剤を飲んで「ショータイム!フォックス」と気合を入れる。日常の何でもない会話をもネタにする。酷評は要らない・・・そうやって夢と現実を行き来する。華やかなショービズの仕掛人の頭の中味はショーのことばかり。夢の中のショーが素晴らしく(歌は下手だけど)、死ぬ間際でも発想は生まれる。
つまらないギャグの繰り返しがあっても編集で何とかなる。編集のマジックをここまで凄いと感じたことはない。繰り返しが全く無かった青年時代のタップダンスが何故か印象に残るが、繰り返さなかったということはトラウマになっているわけでもないのだろう・・・
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