劇場公開日 1980年8月30日

「見る価値はある」オール・ザット・ジャズ uttiee56さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0見る価値はある

2018年6月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

面白いかというと微妙で、後半には飽きてしまったが、画面に溢れる色気を見ることには価値があると思う。
自宅のテレビではまず見ない種類の映画なので、「午前十時の映画祭」のラインナップに加えてくれた選考委員に感謝。
幻想と現実が入り混じるわかりにくい構成なので、解説などで予備知識を仕入れてから鑑賞することを推奨。

以下、ちょっとした予備知識。
・黒人音楽のジャズとは全く何の関係もない。jazzを辞書で引くと「陽気」とか「戯言」といった意味があるらしい。
・白いベールを纏った女は死神を表しているらしい。映画の始まりから病床のカットが挿入されることから、主人公ははじめから死の床に付いており、映画は人生を振り返っているものだということがわかる。(所謂走馬灯と言う奴)
・主人公がガバガバ飲んでる薬物デキセドリンは日本では覚醒剤に指定されている向精神薬。性欲亢進作用もあるらしい。

正直、こういうやりたい放題の人生というのは羨ましいとしか言い様がなく、感動とかする訳がない。(笑)

uttiee56