「ジャンルの定まらない独特な感覚が人を感動させる」オールウェイズ トーレスさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャンルの定まらない独特な感覚が人を感動させる
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スピルバーグは純粋な恋愛ストーリーを書くのが恥ずかしいのか…。ただの恋愛でなくファンタジー要素も入れて恥ずかしさをごまかしてるようにみえた。しかしやはりスピルバーグ。最後の海のシーンで観客を唖然とさせるであろう謎のシーンははっきりしないまま物語終了。
最初のピートの着陸シーンで、管制塔の人がベランダに出て太陽の照り付ける空を走り抜けるピートの飛行機を見上げるシーンが美しい。そして最後の海の底から月が照らす海面を写すシーンも美しい。カメラワークは抜群だ。
途中まで生きていたリチャードと演技した後に幽霊のリチャードを無視しながらのホリーの演技は天才的。特にダンスシーンはホリーの天才っぷりが見受けられる。
そして最後の最後でピートが天国に帰るシーンでは滑走路を歩いて行くシーンは、リチャードの演技がまるで英雄のような風格を出していた。恋愛(最終的に恋愛かどうかよくわからないが)の映画で鳥肌がたったのは久しぶりだ。
素晴らしい演技が物を言うとはこのことだ。
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