「前へ、自由へ」オールウェイズ セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)
前へ、自由へ
ローマの休日の可憐な王女役が印象深いオードリー。そんな彼女がSF冒険映画といえば!の監督作品に出演しているという事が驚きでした。
観る前はあまりピンと来なかったのですが、実際に観てみると、爽やかな天使役がとても良く合っていました。シンプルな白いシャツとパンツスタイルも素敵です。凜とした美しさはあの頃と変わりません。
そんな天使が語る“自由は人に与える事で初めて手に入れる事が出来る”という言葉が印象的でした。愛する人を残し、突然世を去る事となった男。彼女への想いが忘れられず苦しむ彼に天使が語りかけた言葉です。
互いを想い合う気持ちや過去の思い出は美しく大切なもの。しかし、前に進むためにはそれらを断ち切らねばならない時もある。切ないですが、新たな世代に生きる喜びを伝えようとする彼らの魂は私達に優しく寄り添ってくれているのだと思うと温かい気持ちになれます。
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