オーバー・ザ・トップのレビュー・感想・評価
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昔の映画で内容あっさりだが、テンポよく面白く見れる
リアルスティールという作品がありますが、その元祖みたいな映画。離れて暮らしていた父と息子の物語とか、ボクシングとアームレスリングの違いはあれど、類似点はかなり多いですね。
本作は1987年に作られた映画ですが、今見るとかなりあっさり目の内容ですね。
息子と和解して、連れ戻されて、また息子が帰ってくるという内容だけど、子供が自分で車を運転してやってくるとか、かなりぶっ飛んだ内容でもあり、ご都合主義的に展開されるので、込み入った展開はあまりなし。
とはいえ、ダラダラとした展開ではなく、テンポよく見れるのでこういう映画も面白い。
ロードムービーだった
腕相撲だけで90分持つのか不安だったが大半はロードムービーだった。しかも内容は悪くない。腕相撲の訓練や試合の盛り上がりもロッキーまでとは言わないがいい線いってる。ストーリーは色々と無理があるが、きちんとやってたらこの時間では収まらないので割切り選択としては賛成。ただ、令和の時代に全財産はたいて自分にかける親父にはとてもついていけない。気持ちを80年代にして見ましょう!
腕相撲するだけで盛り上がるのか
総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
勝負事には数多くのものがあるが、ここで取り上げられるのは腕相撲という極めて単純な競技である。これほどまでに単純な競技で果たして盛り上がれるのかという当初の心配をよそに、むきむきの大男たちが挑発し叫んで太い腕を振り回す勝負の演出が思った以上に面白い。『ロッキー』を髣髴とさせる朴訥な主人公が、息子のためにトラックを得ようと努力する姿もけなげでいい。
物語は不満があり、家族の過去のいきさつもはっきりしないし、息子が1人で車で暴走して会いに行くのはやりすぎ。まだ小さな息子がまだ家も無い父親と今後どうなるのかという、将来への不安も残る。古いなりにトラックがあったときでも家一つ持てなかったくらいなのに、新しいトラックと賞金と賭けで儲けた金があるからといって、彼ら2人にどこまでまともな生活をする能力があるのだろうか。詰めが緩い。それとスタローンの二倍くらい腕が太そうな決勝の相手役、どうにも勝てる気がしない。
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