「これって…。」OK牧場の決斗 こっこさんの映画レビュー(感想・評価)
これって…。
こ〜んなに有名なのに全〜然観ていなかった自分への《お仕置き》として視聴した。
お話自体はな〜んとなく知っていたのだが、こんなに《締まりの無い作品》だとは思わなかった(西部劇ファンの方、ごめんなさい)。だって決闘に到るまでの物語が冗漫過ぎて…寝そうに成ったぐらい。前半に出てきた綺麗な女優さんなんて、この作品に出てくる必然性が無いでしょ?! ワイアットも今ひとつシャキッと感が無くて、優しいと言えば優しいけど、結構のんびりしてるしね…。
但し、ドク・ホリデイ役のカーク・ダグラスだけがメッチャ恰好良かった!!!『平手造酒』ばりに咳をしながらも、チャンとやることはやる、あのスタンスはカッコ良いなと思いました。と云うより《酒を飲んで血を吐いてる色男》ってだけで、個人的な好感度は上がるww。
そもそもこの映画のネタ元は、全て実在した人の話と聞いて色々と調べてみたが、正直そんな事しない方が良かった…。所詮は「どっちもどっち」な陳腐な殺し合いだったんですね…w。
但し、映画としてはドク・ホリデイの格好良さに免じて、少し上乗せします。でも、コレって昔『真昼の決闘』を観た時と近い感覚かな…w。
正直、娯楽性を真ん中にして観た時には、ジョン・ウェインの諸作のほうが上かなと、若輩ながら思いました。
《西部劇》って一種のハード・ボイルドなのかな?昔『マルタの鷹』を観た時に、終映後『ポッカ〜ン?』って成った時と似ているw。
多少《東映の時代劇みたい》も知れないけどw、ジョン・ウェインの絶世期の『リオ・ブラボー』みたいに、西部劇と言えど《娯楽性に大きく振った》ものの方が個人的には好きな映画だなと、再確認する思いでした。お好きな方にはごめんなさい。
追伸:上にも書きましたが、ほぼほぼ実在した人物たちなので、本当の《決闘》はこんなにカッコ良い話でも無く、『アンタッチャブル』のエリオット・ネス同様、現実の本人達の実像を○ikipedia等で《調べない》事を強くお薦めしますw。