劇場公開日 1957年7月3日

「歯科医」OK牧場の決斗 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歯科医

2021年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

 西部劇には口笛が良く似合う。『荒野の決闘』ではワイアット・アープよりもドク・ホリデイのほうが力関係で上だった感があるが、本作では逆。ホリデイが子分のような雰囲気です。

 友情というより、忠誠を誓った子分のようなホリデイだった。そして決闘ではクラントン一家対アープ一家という構図になり、マフィアの抗争みたいに成り下がっている。ストーリー全体でも復讐に燃える男が浮かび上がってこなく、人物の相関図ばかりが目だってしまう。映像と演技力は元作に比べると断然いいのですが、脚色がダメなんですよね。

 西部劇として初めて映画館で観た映画です。当時観たときにも友情などはあまり感じなかったのですが、結局ホリデイはリンゴを殺したくて決闘に参加しただけのような気もする・・・

【70年代リバイバルにて、その他TV】

kossy