劇場公開日 1970年12月19日

「【”暴力が付いて回る男。”美しき薔薇は、鋭い棘を持つ。怖いなあ・・。冒頭のカーチェイスシーンの迫力と、ラストシーンは白眉であると思った作品。】」狼の挽歌 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”暴力が付いて回る男。”美しき薔薇は、鋭い棘を持つ。怖いなあ・・。冒頭のカーチェイスシーンの迫力と、ラストシーンは白眉であると思った作品。】

2023年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

■一匹狼の殺し屋・ジェフ(チャールズ・ブロンソン)が、彼の愛人、ヴァネッサと関係を持つレーサー、クーガンに命を狙われる。
 ジェフは復讐を果たそうとレース場でレーサー中のクーガンのタイヤを狙撃し、クーガン”事故死”。
 しかし、その様子を暗黒街のボス、ウェーバーに知られていた。
 実はヴァネッサは、そのボスとも通じていて…。策略結婚。

◆感想<Caution!  内容に触れています。>

・冒頭からの、カーチェイスのド迫力が凄い。まさかの石段登り!

・美しきヴァネッサの身体を張って、次々に男を乗り換え、か弱い振りして伸し上がろうとする姿が怖すぎである。
ー ジェフも、ヴァネッサの意図を薄々分かりつつも、赦してしまう。”殺すなら、一発で殺して!”
  惚れた女には弱い、一匹狼・・。-

・ヴァネッサと、ウェーバーの弁護士スティーヴの企みにより、ジェフの手で葬られるウェーバー。

<分かり易いストーリー展開であるが、カーチェイスシーンの迫力や美しき悪女ヴァネッサに操られる男達の数々の最期。
 そして、ラスト。
 ヴァネッサと、ウェーバーの弁護士スティーヴが、ウェーバーの新築高層ビルのガラス張りのエレベーターを昇って行くところを、対面のビルの屋上からジェフがライフルで、弁護士スティーヴには何発も、そしてヴァネッサにはお望み通り”一発で”額を撃ち抜くシーンと、放心状態で座り込んでいたジェフが若い警官にワザと自らを撃ち殺させるシーンは、白眉である。>

NOBU
マサシさんのコメント
2023年1月15日

折角の音楽がエレベーターでは使われていない。その点がちょっとがっかりしましたね。
共感ありがとうございます。

マサシ