「パゾリーニとマリア.カラスとのこの時期だからのコラボ」王女メディア カールのおっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
パゾリーニとマリア.カラスとのこの時期だからのコラボ
あの心捉える歌声のカラスを
見たくってこの映画を観にやって来た。
残念ながら、
歌声は全くなくセリフも殆どない。
そして、顔がデカイ。
この時代のスターは舞台晴れするように、
顔がデカイ。
映画の内容は分かり難くドンドン終盤に進んで行く。
でも、進むにつれこの復讐劇はカラス自身の離別の人生であること感じられずにはいられない。
そのことをパゾリーニはそれを狙ってカラスに出演を懇願したことがヒシヒシと感じてくる。
この辺のところのオナシスとカラスな別離の話を下調べすること。
そしてカラスの精緻な歌声をYouTubeで確認すること。
いよいよ、
その最期の壮絶なラストのオペラ風にカラスが絶叫!
貴方は何を感じるか?
ワーオー ブラボー 👏👏👏👏
パゾリーニは、
カラスのためにこの映画🎞残したかったのだろう。
もう、歌えないカラスのために…。
こんな見方もありかなぁ
世界中のシネフィルに支持される異才ピエル・パオロ・パゾリーニ。
生誕100年を迎える2022年、
世紀の歌姫マリア・カラスとの奇跡のコラボレーションによって生まれた復讐劇『王女メディア』
この企画が本格的に動き出したのは、一切のオファーを断り続けていた歌姫マリア・カラスが、「この映画だけは断れない」とメディア役を承諾したため。
当時カラスは、9年にわたり愛し続けた恋人に裏切られた時でした。失意の底で落胆していた彼女でしたが、ひとりの女性としてのメディアを描こうとするパゾリーニに応えるように、愛の苦悩を背負う壮絶なヒロイン像を演じ切りました。
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