黄金の肉体 ゴーギャンの夢のレビュー・感想・評価
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oviri
1986年のデンマーク/フランス合作映画
デンマーク版のタイトルはoviriで
タヒチ語で野蛮、野生とかの意味らしい
ゴーギャンがタヒチ帰国後に製作した
ちょっと禍々しい印象の彫刻の名でもあった
(女と二匹の狼?の像)
(ピカソにインスピレーションを与えたらしい)
タヒチ行きでゴーギャンは神の啓示を受けたごとく
豊饒の時を迎えるが(本人もそれを確信)
パリの展覧会での評判はいまいち…
彼の落胆と心の空白、漂流、あがきのようなものが描かれる
ドガが評したように狼のような男で
芸術家の成功の陰には沢山の狼の屍が
転がっているのだろうとも思った
(犬は駄目なのね)
サザーランドはそんな男にぴったり
彼には〈赤い影〉という作品もあるくらいだから
赤が好きだったゴーギャンとの親和性もあるかな
(赤のイメージ)
友人の娘が彼を誘惑するやり方にちょっと驚いたが
こちらは oviri像のイメージだろうか
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