「ラストのアイデアは見事でした。」エネミー・オブ・アメリカ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのアイデアは見事でした。
ひょんなことから上院議員殺害現場を収めてテープを手に入れた弁護士が、自らの汚名を晴らすべく奔走する物語。
随分前の映画ですが、お気に入りで何度も観直す作品です。
監視カメラ、盗撮、盗聴、そして情報操作。国家の監視の目に包囲され絶体絶命になった主人公。彼がどのように切り抜け、挽回するのか?最後まで興味を惹かれるストーリー展開でした。
主人公がスーパーマンでないことも高評価です。度胸や頭の良さはさておき、格闘戦や銃撃戦を繰り広げるわけではない主人公だからこそ、最後の起死回生のアイデアに興味が惹かれます。
そして、ラストの展開は、期待通りの見事なものでした。
犯罪防止には、一定の監視は必要不可欠なのですが、それを活用する側にもしっかりと監視の目を向けなければならない・・・改めてそんなことを考えさせる映画でもありました。
あまり知名度はありませんが、個人的には、文句なしの評価5の作品です。
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