「誰がファザコン映画に仕上げろ言うたねんf」エデンの東 わしのネタを映画化せいや!さんの映画レビュー(感想・評価)
誰がファザコン映画に仕上げろ言うたねんf
『エデンの東』は本来、スタインベックが人間の善悪と自由意志を描いた壮大な大河小説だ。ところが映画版は、カイン=カレブと父アダムの確執に焦点を絞り、「父に愛されない息子の苦悩」という青春メロドラマに改変されてしまった。ティムシェルの哲学も切り落とされ、世界観は大幅に縮小。誰がここまで単純なファザコン物語に仕上げろと言ったのか。映画は名作だが、小説の深遠なテーマを知る者には物足りなさが残る。
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