「善い人は打たれ弱い」エデンの東 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
善い人は打たれ弱い
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午前十時の映画祭12にて。
1917年のアメリカ・カリフォルニア北部の町サリナスで農家を営む父アダムは真面目な息子アーロンばかり可愛がるためもう1人の息子のキャルは孤独を感じていた。父が冷蔵レタスの失敗で負った借金を取り戻そうと、第一次世界大戦直前の大豆の先物で儲け、お金を父に渡すが、戦争で儲けた金なんて要らないと言われ絶望した、アーロンも母が生きていて、軽蔑してた酒場の女だった事にショックを受け戦争に志願して出ていった。父はアローンの行動に落胆し、そのショックでを脳出血を起こし寝たきりになってしまった。残されたキャルはアブラのおかげで最後に父の愛を感じる、という話。
綺麗事ばかり言ってる父アダムとアローンは善い人だけど、打たれ弱い。ケートやキャルは悪い人みたいに扱われているが、別に法律違反してる訳じゃなく、自由にやりたいことをして稼いでるだけで、悪い事とは思えない。
しかし、このご時世、ロシアのウクライナ侵攻に対して反対もせず経済制裁をせず、ある意味戦争に加担してる中国をどう思うかと言われれば、良い感情は持てない複雑な面もある。
ジェームズ・ディーンはカッコよかったし、ジュリー・ハリスは仕草が可愛かった。
テーマ曲はピアノで練習して弾ける唯一の曲で、その意味でも思い出深い作品です。
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