「映画の全てが詰まった永遠の名作!」駅馬車(1939) しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の全てが詰まった永遠の名作!
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Blu-ray(HDリマスター)で3回目の鑑賞(字幕)。
ジョン・フォード監督とジョン・ウェインが初タッグを組んだ作品であり、今尚映画史上に燦然と輝く西部劇の大傑作。
駅馬車に乗り合わせた人々の織り成すドラマは、今も変わらぬ人間の営みと感情の発露を描いていることで、色褪せることの無い輝きを放っているのかもしれないと思いました。
登場人物の個性も際立っていて、特に印象的だったのは酔いどれ医者。同乗者に酒のセールスマンがいるのをいいことに商品の酒を勝手に飲む姿がユーモラスで面白かったです。
リンゴ・キッドと娼婦のロマンス。いつアパッチ族が襲撃して来るか分からない緊張感。クライマックスに向けてのスリリングな展開と息も吐かせぬ迫力満点のアクション。…
エンターテインメントの全てが詰まっているな、と…。映画のバイブルみたいでした。普遍的な表現が積み重ねられたことで名作となった作品。何度でも観たいと思いました。
[余談]
アパッチ族が悪として描かれていて偏見と差別を感じましたが、製作当時の社会状況や物語の時代背景を考える上での資料として捉えるのがいいのではないかと思いました。
※リライト(2021/05/18)
※修正(2023/03/20)
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