エイリアン4のレビュー・感想・評価
全18件を表示
吸引力の変わらないただ一つの掃除機…もとい宇宙船。 リプリーの長い長いオデッセイ、これにて完結か…!?
人体に寄生する地球外生命体“エイリアン“の恐怖を描くSFホラー『エイリアン』シリーズの第4作。
前作から200年。連合軍の医療研究用宇宙船「オリガ号」で秘密裏に行われていた実験により、リプリーはクローンとして甦る。しかし、彼女のDNAはエイリアンのものと融合してしまっていた。
時を同じくして、民間貨物輸送船「ベティ号」が積荷を降ろすためにオリガ号とドッキングする。そのクルーの1人、コールはある使命を果たす為にリプリーの下へと向かう。
様々な思惑が交差する中、実験体として飼育されていたエイリアンが脱走。オリガ号は阿鼻叫喚の地獄と化す。生き残った軍関係者、ベティ号のクルー、そしてリプリーは脱出する為に行動を共にするのだが…。
監督は『デリカテッセン』『ロスト・チルドレン』の、名匠ジャン=ピエール・ジュネ。
ベティ号のクルーの1人、アナリー・コールを演じるのは『シザーハンズ』『ナイト・オン・ザ・プラネット』の、名優ウィノナ・ライダー。
『エイリアン3』(1992)において、エイリアン・クイーンの幼体と共に溶鉱炉に飛び降りるという壮絶な最期を遂げたリプリー。
主人公が死んだッ!『エイリアン』シリーズ完!…と、普通ならなるところだが、金のなる木は骨の髄までしゃぶり尽くすのがハリウッドの恐ろしさ。リプリーをクローン技術により復活させるというトンデモ展開により、原題通りシリーズは「レザレクション」する事となった。
リドスコ、キャメロン、フィンチャーと来て、次にバトンを渡されたのはフランス人監督のJPジュネ。後にあの大ヒット作『アメリ』(2001)を監督し、世界を席巻する事になる。
考えてみればこの『エイリアン』、4作品もあるにも拘らずその全てで監督が異なっている上に、全員が青田買いという稀有なシリーズ。4人の監督が皆、その後の映画史に名を刻むような大監督へと成長している訳で、この「エイリアン・シンドローム」とでも呼ぶべき不思議な現象が何故引き起こされるのか、それは今もって謎に包まれている。
監督ごとの作家性の違いがみえるのが『エイリアン』シリーズの面白さだが、本作にもやはり監督独自の味が染み出している。
本作のジャンルはずばり「ブラック・コメディ」。グロテスクさやダークさはこのシリーズの定番だが、本作でのそれははっきり言って度を超えている。「暴力と笑いは紙一重」とは常套句だが、確かに人体破壊描写も過剰過ぎるとそれはもうお笑いであり、本作において監督は明らかに意図してバイオレンスをコメディとして描いている。頭をかち割られた将軍が自分の脳みそを見ながら絶命するとことか、ニューボーンがダイソン殺法で吸い取られちゃうとことか、やり過ぎててもはや完璧にギャグシーンである🤣
撮影監督のダリウス・コンジ、特撮監督のピトフ、編集のエルベ・シュネイなど、メインスタッフはフランスでJPジュネと共に映画を作っていた面々。メイキングでスタッフが発言していたが、本作は「エイリアン(異邦人)」によって作られた『エイリアン』なのである。
それもあってか、この映画はハリウッド製作の大資本映画であるにも拘らずヨーロッパ映画の様な趣に満ちている。前述したグロすぎるブラック・コメディや、甘美なエロティシズム、ケレンの効きすぎてるアクションシーンなどは、よくぞ20世紀フォックスがこれを許したなと感心するほど。
映像面もフランスらしく、芸術性が高く美しい。銀残しにより生み出された渋みのあるルックに、リアリティのあるセットや小道具、アニマトロニクスとCGIが巧みに織り交ぜられたエイリアンなど、画面がその世界観を能弁に語っている。ヴィジュアルの妖艶さは誰もが認めるところなのではないだろうか。
メイキングによると、本作のテーマは「境界線」であるという。残忍なエイリアンにより人間が惨殺される、という一見「悪」と「正義」がはっきりと区別された物語の様にみえるが、オリガ号で行われている実験は非道そのものであり、そこには人間性のカケラも残されてはいない。ヒーロー的なポジションでストーリーを牽引するベティ号の乗組員たちも、元々は宇宙海賊。人体実験の犠牲者は彼らが攫ってきた者たちなのである。
事程左様に、今作においては人間が「善」でエイリアンが「悪」などといった単純な構図にはなっていない。人間は等しく業を背負っており、エイリアンはそんな彼らの悪業の産物なのである。
しかしながら、悪人が自らの行いによって裁かれる、という単純な図式で割り切ってしまえるほどその残虐描写は生優しくはない。あのメガネくんなんかは完全に巻き込まれただけの存在な訳だしね。善悪の境界線は限りなく曖昧であり、観るものによってその線引きが変わるところが本作の面白みなのかもしれない。
エイリアンと人間の境界線もまた不確かではっきりとしない。クローン技術により蘇ったリプリーはそのDNAがエイリアンのものと混ざり合ってしまっており、高い身体能力や腐食性の血液など、その身体的特徴はエイリアンに由来している。
逆に、エイリアンもまたリプリーのDNAを受け継いでいる。特に、ニューボーンは他のエイリアンに比べかなり人間に近い造形となっており、その円な瞳には明らかに感情が宿っている。
リプリーとニューボーン、限りなく近い存在である2人のシンパシーが悲痛なトラジェディーを生み、また彼らが人間サイドに転ぶのか、はたまたエイリアンサイドに堕ちてしまうのか、そのどちらとも読めない展開がドラマにサスペンスを生み出している。密室での逃走劇という『1』や『3』の流れを汲みながら、それらとは全く違う味付けになっている点はもっと褒められてしかるべきだと思う。
興行的な不振により、シリーズはここで一旦完結。まぁでもリプリーが数百年の長い旅を経て地球へと帰還するというエンディングは最終作として申し分ない展開だと思う。
その後『エイリアンVS.プレデター』シリーズ(2004-2007)という珍作が登場した事により一気にB級化してしまった『エイリアン』。しかし、このオリジナルシリーズは間違いなくSFホラーの金字塔であり、今後もその地位が揺らぐ事はないだろう。リプリー&シガニー・ウィーバー、18年間お疲れ様でしたっ🎉
……でも、『トップガン』(1986)の如く30周年記念とかでまた復活してくれても全然ええんやで。
捨てがたい奇抜な設定とシナリオ。
『3』でリプリーが死んでフィナーレを迎えた筈だったが…エイリアンを利用しようとするウェイランド・ユタニ社の意思はのちの者に引き継がれ、エイリアンを胸に宿したリプリーをクローンとして蘇らせてまで利用しようと試みているという、まさかの設定による正統続編だ。
シリーズ中で、最もグロテスクかつ容赦ない残酷描写を特徴とするが、何よりもユニークなのはクローンとして蘇ったリプリーが、元のリプリーとは異なっていること。エイリアンのDNAが少し混合していることによって生じる様々な状況(当然、復活したエイリアンの側にもこの混合が起きている)が、本作のストーリーを面白くしており、過去の作品のような大作感は乏しいものの、実に個性の際立った作品となった。
これはまた、リプリーが地球に帰還する物語でもあるが、最後にリプリーが口にするセリフは意味深かつ味わい深い。
広く受け入れられるのは難しい作品だとは思うが、捨てがたい佳作となっている。
リプリーが悲しすぎる
ほんとにどこまでリプリーを精神的に痛めつければ気が済むのか…とんでもない科学者ばかりだな!と、思わず憤りを感じてしまう今作品。
血が酸性なのにどうやってチェストバスターを取り除いたのかなど、突っ込みどころはありますが、前作に比べたら遥かに面白かった。
リプリークローンの1から7、ニューボーンの最後など、グロさが他作品より際立っていたように思える。
地球に降り立ったあとどうなるのか、5の製作が待ち遠しい。
世界観が素晴らしい! フランスの監督が描く大ヒットSFシリーズの第4弾!!
ジャン=ピエール・ジュネ監督が「デリカテッセン(1991)」「ロスト・チルドレン(1995)」で注目された結果、ハリウッドからラブコールを受けて撮った本作、そしてこの後「アメリ(2001)」を撮っています
作品自体はシリーズ通してのダークな印象に加え、水中の描写や高低差を利用した巧みなカメラワーク、それらを監督特有の画づくりと色使いで仕上げた見応えのある世界観とビジュアルが素晴らしかった
時代設定は前作から200年後の世界
前作で死んだリプリーと始末したはずのエイリアンがクローン技術で蘇るというトンデモストーリーが原題に付いている副題の“resurrection(復活)”をあらわしていています
前作の四足歩行に続き、今回はフルCGで表現された水中を泳ぐエイリアンが登場しスピード感が出た、さらにそれに追われる人間の描写がスティーヴン・スピルバーグ監督の「ジョーズ(1975)」を彷彿とさせ、これまでにないスリリングで見応えのある展開となっていました
さらに新種としてゼノモーフとリプリーの交配種“ニューボーン”が登場、夢に出そうなグロテスクなデザインだけど、その出自と運命を考えると同情をも抱いてしまい、あの悲壮感漂う眼差しが頭に焼き付いて離れない、シリーズ屈指の何とも切ないラストになっています
本作のクローン技術で生み出されたリプリーは超人化し酸性の血液を有するバケモノになっています(笑)、そしてエイリアンも もはやホラー映画の殺人鬼の様に描かれています(笑)
前作までエイリアンが人間を襲うシーンは血は飛び散るものの間接的な描写がほとんどだったけど、今作ではエイリアンの“第二の口”が人の頭部や体を貫いて砕いたり、人の頭部が握り潰されたりと酷く露骨なゴア描写が多く、過去作に比べて、より恐怖感を煽る演出となっていて苦手な人も多いかもしれませんが演出としては一歩踏み込んだような印象を受け良かったです
そして本作はキャスティングもいい
監督の代表作「ロスト・チルドレン」でも出演のロン・パールマンさん(背の高いゴリラ顔の人)やドミニク・ピノンさん(車椅子に乗ってた人)と監督ゆかりの個性的なキャスティングを揃え、さらにシリーズ通してキーパーソンとなるアンドロイドを今回はウィノナ・ライダーさんが演じ、可愛いけど無機質な空気感をしっかり出していて素晴らしかったです
最後に、ラストシーンのバックにはフランス出身の監督作らしく荒廃したパリ、中でも朽ち果てたエッフェル塔が映り、SF映画の金字塔的名作中の名作「猿の惑星(1968)」のラストを連想させるとても印象的なエンディングとなっていて、最後の最後まで監督こだわりの映像美に酔いしれる、大満足の117分でした
エイリアンってだけで星5(笑)
久しぶりに見直しました。
Disney+で見れるんですね。
昔、映画館で見た時のイメージは気持ち悪いでしたけど、やっぱり気持ち悪かった(^_^;
でも見終わった感想は見応えがあったと感じました。
しかし、エイアンクイーンあれは進化なんですかね?
出産とか効率悪すぎ(^_^;
ロムルス楽しみw
エイリアンと人間とのハイブリッドとして新たに誕生したニューボーンを、涙ながらに抹殺するリプリー
フランスのジャン=ピエール・ジュネ 監督による1997年製作(107分)アメリカ映画。
原題:Alien: Resurrection、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1998年3月。
第3作目よりは面白かったのだが、数多くの登場で第1作でのエイリアンの不気味さがかなり消失してしまったことには、ある種の感慨を覚えた。
ただ、ストーリーには意外性もあって楽しめた部分もあった。
リプリーはNo.8クローン人間として復活し、超人的能力を有している。エイリアンは、彼女の体内にいたもののDNA情報を元に、武器として量産がなされようとしている。人間とのハイブリッドとして新たに誕生したエイリアン・ニューボーンは、リプリーを襲わず母として慕う。死んだと思った美しいヒロインのコール(ウィノナ・ライダー)が、生き返って現れる。彼女は実は人間ではなくアンドロイドであった等。
射撃の名手で、リプリーと協力して、障害者の機関長(ドミニク・ピノン)を背負いながら闘う副官ゲイリー・ドゥーダンは、壮烈な最後もあって印象に残った。
リプリーによる親愛感情を示していたニューボーン抹殺は、とても印象的であった。凶暴性を憂いたリプリーが、敢えて宇宙船に小さな穴を開け、その空いた小さな穴からニューボーンが宇宙空間に少しずつ吸い出され、体が砕かれていく。映像的にもなかなか衝撃的な排除シーンで、エイリアンとの長い対決は終わる。ただ、リプリーの表情は、犯罪者とは言え、我が子を殺めた様な苦痛の表情であった。
監督ジャン=ピエール・ジュネ、製作ゴードン・キャロル 、デビッド・ガイラー、 ウォルター・ヒル 、ビル・バダラート、共同製作シガニー・ウィーバー、キャラクター創造ダン・オバノン 、ロナルド・シャセット、脚本ジョス・ウェドン、撮影ダリウス・コンジ、美術
ナイジェル・フェルプス、編集エルベ・シュネイ、視覚効果ピトフ エリック・ヘンリー、
特殊効果デザインアレック・ギリス トム・ウッドラフ・Jr.、衣装ボブ・リングウッド
音楽ジョン・フリッゼル。
出演
シガニー・ウィーバーリプリー、ウィノナ・ライダーコール、ロン・パールマンジョナ、ドミニク・ピノンヴリース、ダン・ヘダヤペレス将軍、J・E・フリーマンレン博士、ブラッド・ドゥーリフドクター・ジェディマンレイモンド・クルツディステファノ、キム・フラワーズヒラード、ゲイリー・ドゥーダンクリスティアン、リーランド・オーサーパーヴィス、
マイケル・ウィンコットエルジン。
シリーズの集大成
エイリアンシリーズの中でもかなり好きな一作です。
私は、エイリアンシリーズやゾンビものはアクション映画というよりは、
その生物の生態・感染経路などの設定やハザードに至る過程を楽しんでるので
エイリアン4はその辺を色々楽しめました。
以下、楽しめた部分
・人はエイリアンをどう制御・研究するつもりなのかが描かれてた
→人を拘束して、目の前に卵置いて寄生させる、ゾッとする光景。
成体を閉じ込めて冷凍ビームみたいなので調教。
そこから脱走するために、仲間割れで体液酸を使う。
(ターゲットがすぐ決まったあたり、エイリアン内にも序列有る?)
酸で脱走もそうだし、その後冷凍仕返しも・・・とにかく頭が良い!
・リプリーの設定
→3の後どうするのかと思ったら、なるほどーって感じ。
3の最期を台無しにするので不評な意見もあるみたいですが、
エイリアンの世界観なら技術的に可能なら平気でやりそうなことなので個人的には納得。出来損ないみたいなのが保管されている研究室も、その世界観をよく演出してる。
・エイリアン脱走時のパニック
→もっと時間をかけて描いてほしいくらい面白い。
脱走艇に入ってベルトで体固定してるとこに、エイリアン侵入からの一瞬で虐殺の
流れとか圧巻。
・水面から顔だしたら卵の罠
→エイリアンの狡猾さを思い知らされてゾッとする・・。長距離泳いできた後で呼吸しないと辛いだろうし、あの場にいたらパニックに陥るのもよくわかる。
・死を覚悟した人が、敵に突っ込んでいってチェストバスターで自分のお腹ごと敵を貫通するシーン
→連れていくのに明らかにリスクしかなくかつ足手まといだった人が、男を見せて最高の働きをする。 結構好きなシーン!
・クイーンの妊娠、ニューボーン
→エイリアンの進化スピードの凄まじさが恐ろしい。
あんな生物を利用しようなんて無理・・・。
ええ加減死なせてあげて!
エイリアン・シリーズ第4作。
Huluで3回目の鑑賞(吹替)。
前作で安らかな眠りについたのにクローン技術で復活させられて、エイリアンの血が混じって酸性血液を持つ怪力女になっちゃって、エイリアンの気持ちともシンクロしちゃって…
ええ加減死なせてあげて、と思いました(笑)。
2作目以来のバトルアクションに特化したストーリーに、やっぱこうでなくちゃなと思いはしたものの、同作の胸熱度には遠く及ばないこともまた確かでした。
設定等、釈然としないものを抱えながら観進めていましたが、アクション・シークエンスになるとやっぱり夢中になってしまいました。だって好きなんだもん(笑)。
ビジュアルの気持ち悪さはシリーズ随一でした。
犠牲者の殺され方のエグさが尋常じゃない!
特にニューボーン・エイリアンの造形が…
つぶらな瞳があんなに気色悪さを醸し出すなんて…
※修正(2023/01/29)
世紀末エイリアン世界の二人の女性
強すぎて女らしくないシガニー・ウィーバー。人間離れした強さはエイリアンの遺伝子をあわせ持つためであるらしい。
目がパッチリ大きいウィノナ・ライダーは、髪が短くて中性的な印象。ロボットという設定であるがロボットらしくはない。
1998年公開。エイリアンの暗色の世界で、女らしくない女性二人を中心に物語が展開するのが世紀末に似つかわしく感じる。
公開からもう20年以上経つことに驚くが、その後一時期低迷したウィノナ・ライダーは復活し、エイリアンをデザインをしたギーガーは亡くなった。
3よりは
エイリアン3よりはマシだな
というのが率直な印象。
ツッコミどころは満載だけど、退屈せずに割とハラハラしながら観れました。
でもなー、やっぱりキャラに感情移入できないんだよねー
そう考えると、1、2のキャラクターは魅力的でしたね。魅力的だからこそ死んでほしくないと思うし。
そう思わないと、ハラハラしない。
さて、お次はプロメテウス観ます!
親子愛
一気に一週間かけてみてきました。
レプリーがまたみられるなんてなんてしぶとさw
エイリアンもびっくりですね
個人的に今回登場したニュー・ボーン・エイリアン(NB)が切なかったですね、、、
リプリー自身も三人目の子供ですし、最後にはレプリーにも涙が、、、
しかし、NBがなぜクイーン・エイリアンを殺したのかがわからない、、、レプリーは遺伝子にエイリアンっを殺すことが刻み込まれているのかw
NBの表情も豊かで特撮(?)の技術の高さを実感しました。
非常に面白いホラー映画でした
非常に面白いホラー映画でした。 すでに 4作目で、 内容は今までとあまり変化ありません。 にも関わらず、 今まで通り興奮しました。 今回は宇宙船の中の話です。 今までと同様、 閉鎖空間でエイリアンから逃げ回ります。 序盤からテンポのいい展開を繰り広げており、 飽きることなく最後まで楽しめました。 今作はエイリアンの恐怖だけでなく、 奇形人間の恐怖も楽しめます。 また、 最後に登場するエイリアンは人間とのハーフで、 怖いというより気持ち悪さがゆうせんします。 様々な手法で視聴者を楽しませてくれました。
ただし、 不満点もあります。 前作で しんだ リプリーが復活していますが、 理由は [細胞からクローンを培養したから] です。 しかし、 リプリーの記憶などを引き継ぐなど、 もはや空想科学を通り越してオカルトの領域に達してしまっています。 もう少し現実的な設定が必要でしたし、 そもそも リプリーに執着する必要もなかったはずなのですが。 私が監督なら、 若くてかわいい新ヒロインを登場させたでしょう。 監督にそういう才覚があれば、 エイリアン4 で シリーズ作品が終わることもなかったのですが。
クローンで復活
3作目でマグマにエイリアンの子供と落ちて死んだのはずの主人公がこんどはクローンと生き返る‼️
リプリーができるまで八体もの実験体達を使ったからこれがむごいしかわいそうだった‼️
意外に楽しめた。
「DNAからリプリーが生き返る」という少々ぶっ飛んだ設定に期待して臨んだ本作、3が微妙だったので不安はあったが楽しめた。
エイリアンの魅力であるエッグチェンバー、フェイスハガー、チェストバスターという進化のギミックが久々に活かされていると感じた。
半エイリアン化したリプリーも小気味悪くて良い。
果たして、今度こそエイリアンとの戦いに終止符が打てたのだろうか
ショートカットのコールが可愛らしい
1作目の宇宙船内というシチュエーションに、2作目のミリタリー要素を組み込んだような作品です。船のマザーコンピューターがファーザーと呼ばれている等、過去作品を意識しているのがよく分かります。ただし内容は残念な所が非常に多いバカ作品と成っています。
まずエイリアンの酸性の血液設定が都合に合わせて出たり出なかったりしています。1作目では船に穴が開くからエイリアンを無闇に攻撃できないという縛りの効果に成っていて素晴らしかったのですが、本作では脱出用の小さな船の中ですら気にせずバンバンエイリアンを撃ち殺します。売人達が最初にエイリアンと遭遇した時、船に穴が開くからと武器を持っていながら攻撃せずに逃げだしますが、追い詰められた売人達を助けに来たリプリーが何の躊躇もする事無く銃で撃ち殺します。
前作の200年後という設定も白けます。生物兵器がナンタラカンタラと言っていますが200年もエイリアンを飼い慣らしたいという欲求が続くとは思えません。リプリーの血液から作り出されたクローンがエイリアンを妊娠しているというのも理解できません。
ニューボーンが産みの親であるクイーンをアッサリ殺したかと思えば、祖母にあたるリプリーには妙になついているのも判らないです。
全体的に芝居じみていて、人の動きで不気味さを演出しようとしています。リプリーは特にその傾向が強く怪しいシャーマンのような感じに成っています。
コールの事をロボットだと分かっていながら人質に取って売人達に武装解除を強要する男、更にスゴスゴと武器を捨ててしまう売人達。アホです。
更に完全版の方ではオープニングがアニメっぽいCG昆虫が出てきて作品に合っていないし、地球は廃墟のような世界に成っていてエイリアンを持ち込むと大変な事に成ってしまう!守らねばって世界でもなくなっています。
1、2作目と同様、エイリアンを宇宙に放出して終わりとする展開、ショートカットのコールが可愛らしい点は評価します。
よかった
公開当時は映像の雰囲気や美術に圧倒されてすごいものを見たと思ったのだが、改めて午後ローで見たらウィノア・ライダーの主張は一貫性がないし、いろいろ適当な感じがした。CGもしょぼかった。
企業側はいつまでたってもアホで何がしたいのかよく分からない。
クイーンは動けなくて間抜けだし、人間エイリアンは気持ち悪いのだが、変に感情的で怖さが足りない。
いろいろあるけど、でも全体的にはけっこう面白かった。エイリアンシリーズは改めてちゃんとしているなーと思った。
(追記)
10年ぶりに配信で見る。前回見たのが午後のロードショーで吹き替え短縮版で、今回は字幕全長版だ。すると、前回よりずっと面白かった。全体的にガチャガチャしていて楽しくて最後まで飽きない。
エイリアンの酸の体液が車いすの人の耳の裏に掛かって、うわ、終わりだと思ったがその後なんともなかったように登場する。
ウィノア・ライダーのサイボーグっぷりがキュートで切なくて儚く、きゅんきゅんする。
○○○○はエイリアンの夢を見るか?
シリーズ4作目。
前作の最後で、エイリアンに寄生されたまま溶鉱炉の中に身を投じて死んだリプリー。ところが、200年後にエイリアンを兵器として利用しようとする軍関係者によって、クローン人間として甦ります。
リプリーに寄生していたエイリアンと一緒にクローンを作ったせいなのか、リプリーの体にはエイリアンのDNAも組み込まれていました。もはや、人間でもなくエイリアンでもない存在になってしまったリプリー。
人類の為ではなく、ただ、自分が生き残る為にエイリアンと戦います。
最終的にエイリアンを倒したのは人間でもエイリアンでもないクローン人間であるリプリーだったというのが、なんとも皮肉な感じがしますね。
全18件を表示