エイプリル・フールのレビュー・感想・評価
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自宅(CS放送)にて鑑賞。'08年に『血のエイプリルフール』としてリメイクされた正篇で原題"April Fool's Day"。ハッキリと好みが分かれるのであろうが、謎解きやオチのみに捕われず、流れやシーケンスを愉しむべき作品。このテの旧作には有り勝ちだが、売れる前の意外な人がスタッフとして名を連ねる他、画面にも多数出演しており、中でも“ニッキ”のD.グッドリッチがキュートで印象深かった。ラストのドンデン返しばかり取り沙汰されるが、時代性を鑑みてもゴア描写やサスペンスフルな作りはそれなりの出来。60/100点。
・雰囲気やプロットは『ラストサマー2('98)』を想起した。
・公開時、然程話題にも上らず、興行収入的にも成功したとは云い難かったが、深夜TVで頻繁に放映されたのを受け、アメリカではカルト的な人気を得た。尚、フランスでは"Week-end de terreur(恐怖の週末)"、西ドイツでは"Die Horror-Party(ホラー・パーティ)"のタイトルで公開された。
・井戸内のシーンは、ロスの録音スタジオ屋上に在るタンク内で撮影された。濁った水に見える様に彩色された上、複数のスタッフがタバコを捨てた。この水中での撮影に挑んだ“ニッキ”のD.グッドリッチは、後に耳の感染症に罹ってしまった。
・実は、オリジナルでは更なるドンデン返しが用意されており、撮影もされたが、よりシンプルにハッピー・エンドを求めた製作側がそれ等のシーンをカットしてしまった為、現在のものとなった。
・ラストシーンは本篇を撮り終えた四箇月後に追加撮影された。“マフィー”のD.フォアマンと“ナン”の(「リア・キング・ピンゼント」とクレジットされた)L.ピンゼントの髪型がそれ迄と異なっているのはこの為である。
・鑑賞日:2017年4月1日(土)
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