「欲は世界を回し、愛は世界を救う」ウォール街 everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
欲は世界を回し、愛は世界を救う
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株式市場における投資家と証券マンの戦いを描いた作品。
Gekkoが声高らかに叫ぶように、必ずしも「欲」が悪いとは思いません。何の欲も無ければ、聖人でもない限り生きていけませんし、利益を出さなければ企業も生き残れません。
しかし、モニターに映る株価だけを見て売買しているその先には、大勢の生活と人生がかかっていることを、ともすれば忘れてしまいそうです。彼らにとっては数字のゲームであり終わりのない戦争であり、どれだけの大金を動かしているのかという現実感が伴っていないように見えました。
Budの情報入手手段は、そこまでするのかというほど驚くもの。
証券会社の上司達で、悟りを開いたような(^^)Louと、第三者の評価でしか物事を見抜けないLynchの対比も面白いです。
息子の刑務所行きを、最善の出来事だと安堵する立派な父親。父子の愛に感動しました。
最近ネットの転売屋が目立ちます。一般人では入手しにくい物を売るならまだしも、ただ右から左へ流しているだけの仕事の意義って…(-_-)。
実父と親子を演じるCharlie Sheen。
この頃はとても健康的(^_^;)。
Michael Douglasの冷徹買収屋ぶりは圧巻。
Paul Guilfoyleがほんの一瞬出ていました。
“Stop going for the easy buck and produce something with your life. Create, instead of living off the buying and selling of others.”
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