ウォーターボーイのレビュー・感想・評価
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痛快サクセス・ストーリーの傑作
31歳。いじめられるキャラですが、怒った時のエネルギーは半端ない!ダッシュしてタックル!そこを見ていた監督がスカウトと有り得ない展開ですが、まぁ夢があっていいじゃないですか!
「お前をいじめた奴を思い出してエネルギーに変えるんだ!」
→発奮するためには屈辱も必要なんですよね。元気出る言葉でした。
「あの女は悪魔なのよ!ぐずぐずしてると呪いをかけられるよ!」
→母は偉大なのである。痛快な教訓をありがとう。
まぁ現実は障害者として見られる気はしますが、細かいことは目をつむって観れました。何より皮肉や嫌味のない健全なギャグが多く、大人でも素直に楽しめるコメディでした。
監督の悩みも、束縛してしまうお母さんの愛情も、負け犬な仲間も...突き抜けた才能が開花し、全て助けてしまう流れは絶品でした。
他の映画でも母の役があった気がするが、キャシー・ベイツのお母さんぶりは落ち着きますねぇ~。自分の中ではアダム・サンドラーより引き込まれました。
ロック系の明るい曲を中心とした音楽も合っていたと思うし、バカバカしいと思うのはもったいない。学ぶことも結構あったりする映画です。
個人的には「ルーカスの初恋メモリー」や「フォレスト・ガンプ」を思い出しました。こういう映画の女性ヴァージョンも作ればいいのに。ラブコメもいいですがヒットしないのかな...自分が知らないだけかもしれませんが、そんな気持ちにもなりましたね。
超B級 娯楽コメディ
下らないといえば下らないですが、監督が楽しそうに撮っている現場の雰囲気が伝わってきます。
ベイツ選手はこんな軽い狂言でも安定の演技、大竹しのぶ選手みたようなもんです。
脇役もキャラ立ってます。イケイケお姉さん、カーネル・サンダース、イカれたオジちゃん二人組、オロオロHC、気のいい黒人キッカーなど。
日本人には馴染み薄いですが、レポーター役は70年代に史上最強といわれたPIT Steelersのスーパースターのリン・スワン、スタンドで見物しているベテラン二人組は映画制作時の超有名HC、DAL CowboysのJimmy JohnsonとPITのBill Cower、スポーツニュースのキャスターも現役です。アメリカではFootballに興味ない人でも知っている有名人、わかり易く言うと掛布のリポーター役に落合監督、野村監督、みのもんたと古舘伊知郎が出てるようなカンジですね。
因みにQBが12番つけてましたが、監督は1965年生まれなので、おそらくFootball見始めた時のQBのエースナンバー12番をどうしてもつけさせたかったんでしょうね。
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