「61年間、観た映画の中で紛れもなく第1位!」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト ピートさんの映画レビュー(感想・評価)
61年間、観た映画の中で紛れもなく第1位!
50年前に吉祥寺のマルイの隣りにあったスバル座でロードショー落ちを父親と観たのが最初。43年前に新宿の名画座で彼女と一緒に観たのが、TV放映以外で観た二度目。その後VHSとDVDで家で観たのは数しれず。冒頭のBG無しの駅舎の緊迫感。モリコーネの名スコアに乗って、フランクが手下と共に登場するマクベイン家。ジルの登場でホームから駅舎の屋根を越えて町の全景が映し出されるクレーンショットとモリコーネ名曲中の名曲!名場面を言い出せばキリがない。ガンマンが役に立たなくなる西部の新たな幕開け。ただ消えゆく古い男たち…。ああ、全てが美しく、儚く、哀しく、そしてあまりにも尊く愛おしい。
不可能がなくなった、現代映画制作の全ての技術を持ってしても、このレオーネの最高傑作の前では、ただひれ伏すしかない。
本作と『続・夕陽のガンマン』の素晴らしさがわかるかどうかで、その人間が映画を知っているかどうかがわかるだろう。
『ミスターノーボディ』のヘンリー・フォンダも最高にカッコいいよ。クレジットはトニーノ・バレリだけど、実はアクションシーンの殆どはレオーネが撮ったらしい。観てるとわかるよね。
『あ〜!ここはレオーネだっ!』って(笑)
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