ウーマン・イン・レッドのレビュー・感想・評価
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ザ・同時上映映画
恋愛映画、特にラブコメ苦手な私なので、単独で放映してたら120%素通りしていた映画。
なのに何故観ちゃっているのか…
実は、ターミネーターのレビューにも書かせてもらったのだが、本作はあのSF映画の金字塔、ターミネーターの第一作の同時上映だったわけで、配給会社は何を考えてこのカップリングに踏み切ったのかはいまだに謎。
ちなみに、ベトナム戦争を激しくリアルに描いたプラトーンの同時上映は、スリーアミーゴ!でお馴染みサボテンブラザーズ、エルム外の悪夢の同時上映は、デビッド・ボウイとパッツィ・ケンジット共演のオシャレ映画ビギナーズ、結構無理やりな抱き合わせ商法が横行していたわけ。
で、前回までのあらすじをざっと書くと、ターミネーターの上映開始時間を確認せずに入っちゃって、最初から観直したい!ってなった私としょうちゃん(ターミネーターのレビュー参照)は、あらすじも何も全く知らないこの映画を観ることになったのでした。
主演はジーン・ワイルダーさん。まあ、おじさんです。
そのおじさんが、よせばいいのにセクシー美女に一目ぼれして、何とか取り入ろうと奮闘するお話。そんなに上手いこといくかい!展開で恋仲っぽくなってきたりするけど、ちゃんとオチはある。
そんな冴えない中年のおっちゃんの夢物語を、当時中坊の我々が観てもピンと来るはずもなく、いい年こいて何してんねん、と思うのが精いっぱい。
もう多分このシーンを撮りたくてこの映画作ったのよね、と思える、赤いドレスのヒロインがモンローよろしく地下鉄の巻き上げる風でスカートヒラヒラ~ってなるシーン、マリリン・モンローがしっかり隠すことでエロさと可愛らしさをのギリギリの線を狙っているのに対し、本作のスカートヒラヒラシーンはもうエロい赤パンが丸見え。なんなら主人公の妄想の中では、赤パン丸見えのまま腰クネクネしてて、まーお下品…だがそこがいい。
なるほど、外人さんはあんなエロいパンツ穿くんだな、私より三割がたエロいしょうちゃんは大変喜んでおりました。
あと、当時もぶっ飛んだんだけどこの映画の主題歌、あのスティービー・ワンダーの、I just call to say I love youなわけですよ。
最初映画の中で流れてきたときに、なんちゅういい曲なんじゃと感動したものです。
逆にスティービー・ワンダーにとって黒歴史になってないか?と若干心配もしたものです。
そう、あの名曲はこの映画から発信されたわけです。
エロい赤パンとスティービー・ワンダーの名曲、それがこの映画の成分95%です。
The Woman in Red
男はいくつになっても女を追い続けるんだよねぇってつくづく考えさせられる映画です。 演出はお決まりな事も結構多かったけど面白いです。 このチープな演出もたぶん計算づくなんだろうなぁと考えてしまったりします。 表現が無駄に詩的なところもイイ感じ。 そしてスティーヴィー・ワンダーの歌う主題歌“I Just Call to Say I Love You”は最高だ。
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