「タイトルなし(ネタバレ)」インデペンデンス・デイ んみぇさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
クリックして本文を読む
アマプラで視聴。
堂々たるSFエンターテインメント。この2時間超えでも苦痛にならない持続するワクワク感こそ観客が求めているもの。
子供の頃にテレビで(金曜ロードショーか何かだったと思う)観て以来だったので、あったあったこんな場面という懐かしさもありつつ結構忘れていて新鮮な気持ちで楽しめた。
最大の長所を挙げるとすれば、別々の場所で別々の物語を何本もバラバラに進めておいて後でデカい1本にまとめるのが凄まじく上手いということに尽きる。奇想天外というわけでもない王道ストーリーなのにずっとワクワクさせられるのはこれが原因に違いない。特にエンジニアと戦闘機乗りがエリア51で合流してからは別作品の主人公が共闘してるようなワクワクがずっと持続する。本当にノンストップワクワク。
その他のメインキャラも上手い具合にキャラが立っていた。農薬散布の飲んだくれおっさんがピンチに颯爽と現れるシーンは沸く。悲壮感のない自己犠牲(本人曰く仕返し)は痛快で良かったし、諸手を挙げて英雄と称えたい気分になる。それと、あの後の大統領の支持率はうなぎのぼりだろうな。元戦闘機乗りという経歴からしてかっこいいのに有事の際には自ら先陣を切る大統領なんてみんな大好きだろう。
しかし、子供の頃に比べると少数の人間が一人ずつ犠牲になるより大人数が犠牲になる方が辛く感じるようになったのは民主主義に染まったということだろうか。被害規模が頭によぎるせいでエネルの雷迎みたいな攻撃を受けて都市が壊滅するシーンが何だかんだ一番辛い。だからなのか、昔は多分戦闘機乗り辺りに感情移入していたが、今は大統領に感情移入する。
コメントする