インディア・ソング
劇場公開日:1985年10月5日
解説
1930年代のカルカッタの仏大使館を舞台に人間の癒しがたい倦怠感、愛の渇望等を描く。製作はステファーヌ・テカルガジェフ、監督・原作・脚本はマルグリット・デュラス、撮影はブルーノ・ニュイッテン、音楽はカルロス・ダレッシオが担当。出演はデルフィーヌ・セイリグ、ミシェル・ロンダールなど。
1974年製作/フランス
原題または英題:India Song
配給:ケイブルホーグ
劇場公開日:1985年10月5日
ストーリー
1937年、インドのカルカッタ。フランス大使夫人アンヌ・マリー・ストレッテル(デルフィーヌ・セイリグ)は30代の成熟した女性。彼女は植民地の白人社会では女神のような存在で、娼婦のように男たちに身体を許している。フランス大使館でのパーティの夜、ラホールの元副領事(ミシェル・ロンダール)が招かれる。噂では、彼は30代でまだ童貞で、以前副領事の時にハンセン病患者たちに向けて発砲するという事件を起こし左遷されていたという人物である。彼は、アンヌ・マリーを見た瞬間から彼女に惹かれる。パーティが終わった時、アンヌ・マリーの恋人たちだけは、その場に残ることを許される。元副領事は、アンヌ・マリーに対する気持ちを打ち明け、ここに留まらせて欲しいと熱望するが、アンヌ・マリーは、軽く受け流してしまった。元副領事はどうにもならない気持ちを押えきれずに大声で彼女に対する思いを叫ぶ。翌朝、アンヌ・マリーの一行はデルタのプリンス・オブ・ウェールズ・ホテルに行く。アンヌ・マリーはそのまま河口に入水した。どこからともなく女乞食の歌声が聞こえてくる。
スタッフ・キャスト
- 監督
- マルグリット・デュラス
- 脚本
- マルグリット・デュラス
- 原作
- マルグリット・デュラス
- 製作
- ステファーヌ・テカルガジェフ
- 撮影
- ブルーノ・ニュイッテン
- 音楽
- カルロス・ダレッシオ
- 字幕
- 山崎剛太郎