劇場公開日 1974年6月8日

「【今作は知能の高い二匹のイルカ”ファー”と”ビー”と海洋学者夫妻の絆と、二匹を大統領暗殺の手段としようとする組織との攻防を描いた海洋ミステリーである。】」イルカの日 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【今作は知能の高い二匹のイルカ”ファー”と”ビー”と海洋学者夫妻の絆と、二匹を大統領暗殺の手段としようとする組織との攻防を描いた海洋ミステリーである。】

2025年12月21日
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鑑賞方法:VOD

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■海洋学者ジェイク(ジョージ・C・スコット)の施設で育ったファー(アルファ)と捕獲されたビー(ベータ)という2頭のイルカは、海洋学者夫妻の愛と努力によって、人間の言葉を話すようになる。
 だが、この偉大なる事実を知ったある組織が、2頭のイルカを誘拐してしまう。
 捕らえられたイルカは頭に機雷をつけられ、大統領を暗殺するめに海中に放たれてしまうのである。

◆感想

・今から50年以上も前の作品であるが、知性ある海洋生物であるイルカが”喋る”というSF要素或る設定が秀逸である。
 前半は、ジェイク夫妻とスタッフとの二匹との交流が主で描かれるが、CGなき時代に二頭のイルカを見事にコントルールして、撮影している所には驚くし、楽しい。

・だが、後半は一転してダークなる展開になってしまう。
 施設のお偉いさん達の前で、喋ったりする二匹よりも、お偉いさんたちの方が低能に見えてしまうのである。

・そして、二匹はある組織に誘拐されて、頭に機雷を装着されるのだが・・。

<今作は知能の高い二匹のイルカ”ファー”と”ビー”と海洋学者夫妻の絆と、二匹を大統領暗殺の手段としようとする組織との攻防を描いた海洋ミステリーである。
 ラストの、海洋学者の台詞”人間を信じるな。”と、項垂れるシーンは何とも言えない気持ちになる作品である。>

NOBU
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