妹の恋人のレビュー・感想・評価
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【二人で12年間暮らして来た兄妹の前に現れた、”第2のバスターキートン”のような不思議な男が齎した幸せをコミカルに描いた作品。】
ー 両親が事故で死んでしまった事で、ベニー(エイダン・クイン)と、妹のジューン(メアリー・スチュアート・マスターソン)は12年間、二人で暮らす日々。ベニーは、自動車整備工として日々働きながらも、両親を亡くした事で、神経を病んだ妹を施設に入れるかどうかで悩んでいる。
街の食堂で働く元女優のルーシー(ジュリアン・ムーア)に惹かれるも、一歩が踏み出せない。
そんな彼らの元に、一風変わった”第2のバスターキートン”のようなパントマイム芸の上手い不思議な男サム(ジョニー・デップ)が現れて・・。-
・ジューンと、サムが徐々にお互いに惹かれていく姿が、素敵である。
最初はキスの仕方も分からない二人。
ベニーは、上手く言葉が話せず、字も上手く書けないサムが大切な妹と恋仲にある事を知って、激怒するが・・。
<若き、ジョニー・デップの、殆ど台詞なき演技が素晴しい。
そして、共依存にあったベニーとジューンがお互いに恋人を得て、新たな生活を始める姿も、清々しい作品。
アイロンを使って作るホットサンドかあ・・。>
安易な製作側と演技力のある俳優陣
この手の作品を創るならテーマをもって作るべきだと思うが(レインマンのよーに)そんな物は感じられなかった。製作側のあまり深く考えず作った感が感じられて無責任な気がした。
折角いい役者使っても・・・。
ジョニデありきの作品。
バスター・キートン
バスター・キートンの再来だ!とベニーが評する通り、サムを演じるジョニー・デップのコメディアンぶりがすごい。ダイナーではチャップリンのようにパンにフォークを刺して靴のダンスをさせるし、外では飛ばされた帽子を追いかけるという、まさにキートン、チャップリンへのオマージュを感じさせるような演技。すごくよかった。
妹のジューン(マスタートン)はちょっとしたことでも発作を起こしがち。冒頭ではシュノーケルをつけたまま町を歩くという風変わりな女の子でもあった。しかし、それを上回るほど変わった男デップの登場。みんなを楽しませるが、そのうち妹と仲良くなってゆき、兄ベニーに反対される。
ついに駆け落ちするのですが、バスの中で発作がおこり、病院に運ばれる。ここでもデップの技が存分に発揮され、笑わせてくれる。たしかに『シザーハンズ』の雰囲気と似たようなところもあるかなぁ。
DVD108円ゲットシリーズ。気づかずダブって買ってました。職場に...
DVD108円ゲットシリーズ。気づかずダブって買ってました。職場に寄付しておこう(笑)
若きジョニー・デップがいい味出してます。兄役、妹役もそれぞれ魅力的。愛溢れるファンタジックラブストーリー、隠れた名作とも言われている模様。なるほど納得。
兄の恋人役でジュリアン・ムーアも出演してますが、冒頭、車の修理を依頼する美女が気になる。大成しててもよさそうなのだが…難しいものですね。
身勝手過ぎる妹
精神を病んでいるにしろ差し障りなく生活も送れているようで深刻さはあまり伝わらない。
だからこそ兄に対する態度が最後まで酷いというか妹の思いやりが足りない気がする。
色々なことを我慢して人生を犠牲にしてきた兄の気持ちも汲んで欲しい。
ヒロインを演じるには若干、老けた感じもするM・S・マスターソンのピークを過ぎた感じが気になりJ・デップの相手役には違和感も。
やはり海賊になる前のJ・デップは作品選びから役柄と素晴らしい。
ほのぼのとした
全体的にほのぼのとした風景、雰囲気がある映画です。
ジョニー・デップの器用が際立ち、かわいい彼が見られます。
兄と妹の辛い過去も妹の病もサム(ジョニー・デップ)と出会い少しずつ癒されていきます。とても温かな気持ちになれる映画です。
人を好きになるっていいなと思いました。今の若い人にも見てほしいです。
若い頃のジョニーデップが
かっこいい〜( ˘ᵕ˘ )
はじめてジョニーデップの顔を見て
きゅんとしました(*´∀`*)
精神的な病気の妹が心配で
兄が過保護になりがち、
そうゆう病気になった事ない人からしたら
行動など異常ですもんね。
けれど人より繊細なだけで異常ではないと思います。
その繊細さも伝わる映画でした
特に頭も使わなくていいので
ぼーっと見るのには最適だと思います(^^)
短い映画ですが、癒されました➳♡゛
全ての人に見て欲しい
世の中の全ての人に見て欲しいと思う。この差別社会の中で三千と輝くキチガイの2人をみて何も思わない人はいないだろう。
基本的にはユーモアたっぷりの楽しい映画です。
たくさんの要素が含まれている中で、全てを一言で言うとすると
「恋って素敵。」
ジョニーデップの名演技も必見!!
Jhonnyの真のファンになった映画です
ジョニーデップのファンにはたまらない映画。
私もこの映画でジョニーの真のファンになりました。
ぶら下がりながら窓の外から見せる彼の表情は最高。
最近のお化粧をしているキャラもいいけど、こういうハートがあったかくなるような役を彼にはたくさんやって欲しいです。
頑張ったのにねえ。
若かりし日のジョニーデップが主演に次ぐ俳優として出演しています。主演の二人も悪くないのですが、完全にジョニデの映画になってしまっています。
精神的に不安定な妹を支えながら懸命に生きる兄、彼らの前に一人の風変わりな男が現れて・・・ というストーリーですが、丁寧な造りと登場人物のキャラのよさから飽きが来ません。
この映画の良いところは悪を病気だけとすることで、出てくる人間は全て善人に描かれているところ。また見苦しい悲壮感が少なくてそれだけ主演に好感を持ちやすいです。全体的に非常に観やすくまとまった作品ですが、やや毒気が足りず物語の幅が狭いように感じます。全てにおいてお手軽な演出が本当に良かったのかどうか。
つまり、主人公達の障害となるものが目に見えない(見えにくい)病気というものだけなので、兄弟の闘いが見え辛く周囲の人々の優しさのほうが目立ってしまう、全体が埋没してしまい、スターだけが前面に出てしまっています。キートンの動きを真似するジョニデが素晴らしすぎて他を圧倒してしまう、しかし、物語の本筋ではないために焦点がぶれている。簡単にいうと映画つくりがあんまり巧くない。
この物語の構造の欠陥によって主演をはじめとするほかのキャストが犠牲になってしまっています。救いの無い話よりも救いのある映画のほうが好きですが、それにしてもこの真綿でくるむような善意の集中は心地よい反面で、映画に引っ掛かりが少なく自立性が薄い。
妹の成長を描いているようで本当は兄が成長して行くという、まあ、ありきたりな物語ですが、兄の描写が優しさ不器用さに終始している為に他が不十分になってしまい、むしろ観客側が一歩進んで感じ取ってあげないといけないように見えます。
ティーンの女の子向けの映画としては十分な出来といえますが、大人にはやや物足りなさが残ります。
もっと人物像に迫って欲しかった
総合:60点
ストーリー: 55
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 70
登場人物はみんな田舎でささやかな幸せを求めてその日その日を生きている人々。彼らの幸せ探しの心温まる物語。
なのであるが、正直物語はあまり面白いとは思えませんでした。なんというか、精神を病んだ妹や殆ど文盲で生活力のない映画マニアとかに現実感とか共感がわかなかったのかもしれません。彼らも不幸な過去があったのは想像できる。でもそれがあまり描写されずにいきなり物語が始まるので、彼らがどんな人物でどんな人生だったのかわからず、そのためにこちらが彼らの人生や苦悩にのめりこめないのだ。
ジョニー・デップはちょっと不可思議な人の役をやらせると非常にうまいと思う。ここでもとぼけた演技を見せていました。他の出演者もほのぼのと演技をしていてそのあたりは良かったと思います。
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