いまを生きるのレビュー・感想・評価
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子供の時と大人になった時2回観ると良い!
確か高校生位の時に初めて観た。
その時は生徒の両親や学校、キャメロンに憤りを感じて最後は素直に感動した記憶がある。
だけど大人になって自分の子供がいる状態で見ると全く違う後味になった。
ニール(で良かったっけ?名前)はいい子過ぎたんだなぁ、そこまで追い詰められるなら逃げても良かったと不憫でならなかったし、ニールの両親が何かのせいにしたくて学校を徹底追求しちゃう気持ちもわかる。多分両親は自分達が最終的に追い詰めた事をなんとなく分かった上でこういう事してんだなぁって。
自分の気持ちに素直に生きる事を推奨したのは確かにロビンウィリアムズで、彼は最後にニールの嘘を放置したしいい子過ぎたニールは自由に生きれなかったけど責任は教師にはない筈。与えたものの方が多かったように思う。
教師って大変だね。
ロビンウィリアムズだからこの役がカッコ良く感じるんだよなぁ。最初の口笛を吹いて登場するシーンが最高。
つまり、感動とか少年の成長!を求めずに、ただ色々考える為に観たい作品。
確かに型破りが過ぎるが
絶望的で悲劇的な映画
ラストシーンでキーティング先生の教えがトッドたちの心に生きていることが示されて感動したが、現実を見れば、結果的にニールは自殺、死せる詩人の会は解散、キーティング先生はクビ。キーティング先生が最初の授業(概論を破るシーン)で言っていた「戦争」というのに勝ったのは、常識や伝統の方であり、自由ではなかった。
やはりいつだって、型破りな人は追放されて、若者は抑圧されて、最後はつまらない奴らが勝っちゃうんだ、と思って悲しくなりました。ただ、この映画を観て、ニールやトッドのようにキーティング先生の教えが響いてる人がたくさんいるから、この戦いは終わらない、人類の永遠のテーマなのだと思います。
観る前はもっとスッキリするような映画だと思っていたので、観終わってから意気消沈しました。この映画は夢見る若者の背中を押してくれるけれど、同時に絶望感を与える映画だと感じました。
個人的には、放校になったチャーリーダルトンが大好きです。あいつかっけえ。彼は実家がお金持ちだし、可愛がられて育ったんだろうなあと勝手に想像しました。なんかマルフォイとかジャンキルシュタインっぽい。
鑑
いまを生きる
現代でもそうスケープゴート。ロビンウィリアム最高。
学生の時に観るべき作品
おお、キャプテン。あなたにもっと生きて欲しかった。
教師と生徒の熱い絆を描いた、一名編の詩のような映画の美しさと想い
「刑事ジョン・ブック 目撃者」は感心しなかったが、こちらはピーター・ウィアー監督の最高傑作といいたいくらいの名作。名優ロビン・ウイリアムズ演じる詩を愛する教師と悩み多き青春期の生徒たちの熱い絆が生む、感動のラストシーンが素晴らしい。全寮制学院がステイタスとする校則と詰め込み教育の問題点は、時代と場所を選ばない普遍的な課題であり、その解決の最大の端緒は人間性豊かな教師にかかっている。だが映画では、自由と自立を唱える”キャプテン”教師の敗北で終わる。役者志願の生徒が父の期待に逆らう形で自殺してしまうエピソードに、そんな教師にも限界があることを再認識してしまうもどかしさ。学院と同じく、その父親の頑固さと利己主義は他人の意見が通用しないもので、本来は母親が救いの手を差し伸べなければならない。1950年代の終わり頃の時代とキリスト教の価値観が反映された母親の弱い立場を少なからず感じるが、教育のあるべき姿を模索する映画の問題提起になっている。
悲劇による教師の敗北で終わりながら、詩をテーマに生きる素晴らしさを讃えた映画として訴え掛けるラストシーン。そこに込められたウィアー監督の確信に満ちた想いが、映画の美しさになっている。モーリス・ジャールの音楽の使い方の巧さ、自然の風景の美しさが際立つジョン・シールの撮影も詩的なイメージを創造している。ウィリアムズ同様に、ロバート・ショーン・レナードの繊細な演技も印象に残る。映画そのものが、一名編の詩のような作品だった。
青春は色褪せない
人生そのもの
今を生きる!まさにタイトルまんま。
八方塞がりでもなんでも、ただいまを生きるしかない。
辛い時に観ると心に染みる。
親に人生を侵されそうになって自殺する生徒の気持ちはわかるなあ。
彼は今を生きた結果の自殺。なんていうか、死ぬこともまた、彼には生きることだったんだと思う。
EDもあの終わり方が人生そのものでよかった!
人生はそんなうまくいくわけでもないし、映画は終わっても彼らの人生は続いていくって感じ。
思い通りにいかないのが人生。ままならないのが人生。
ハッピーエンドや確固たるこうなったんだよ!ってEDがお好きな方にはイマイチなEDかもだけど、あの終わり方がこの映画にはベストだと思う!
だって人生ってそんなもん。
だから今を精一杯に生きる。うん、良い映画!
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