いますぐ抱きしめたいのレビュー・感想・評価
全14件を表示
後の王家衛らしさはまだ出ていない
暴力、ギャンブル、女と香港江湖のオーソドックスな道具立てが揃っている映画。同時期の台湾映画と比べるとやっぱり香港映画のアクション(暴力)は結構激しい。そんな中でも王家衛らしいのは人物一人ひとりに丁寧にカメラを向けるというところか。でも音楽とかもべたな香港映画な感じで、その後の王家衛らしさはどこから出てきたんでしょうね。それなりにスリリングで観飽きはしない作品。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
ホモソーシャル
WKWは、あっちに舵を切った
独自のスタイルの片鱗が垣間みれるデビュー作
素晴らしかった
ロマンス強めの香港ノワール
カーワァイの作品で話は一番好きかも。
青臭く垢抜けない、でも熱い
【ウォン・カーウァイ監督が従来の香港ノワール映画に新風を吹き込んだ記念碑的作品。】
■香港。ギャングの一員として生きるアンディ(アンディ・ラウ)の元に、従姉妹のマギー(マギー・チャン)がやって来る。
借金の取り立てに苦戦する弟分のジャッキー(ジャッキー・チュン)を助けた後、恋人メイベルから堕胎したことを聞いて荒れるアンディ。
これを機に、アンディとマギーは次第に心を通わせて行くが…。
◆感想
・ご存じの通り、今作はウォン・カーウァイ監督の、長編デビュー作である。
・従来の香港ノワール映画と明らかに違うのは、
1.センシティブなエレクトロポップの使い方。
- 今作では、ベルリンの”Take My Breath Away"のカヴァーバージョンが、随所で頻繁に流される。-
2.藍を基調にした、映像美。
今作は、長年ウォン・カーウァイ監督作品を撮ったクリストファー・ドイルは撮影していないが、ウォン・カーウァイ監督が、今作以降も拘った映像美が、随所で描かれる。
<今作は、香港の裏社会に生きる哀しき男と、その前に現れた女のラブストーリーである。今作からウォン・カーウァイ監督の快進撃が始まった記念碑的作品である。>
今すぐ子分を抱きしめたい?
全14件を表示