「大学紛争に巻き込まれるノンポリ学生の青春白書」いちご白書 Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)
大学紛争に巻き込まれるノンポリ学生の青春白書
1960年代末の若者群像を分かり易く描いた青春映画。ひとりのノンポリ青年が次第に学生運動の渦中に巻き込まれる過程が描かれる。ラストの、大学体育館にバリケードを張り権力の象徴の警察とたたかう実際の事件を再現したリアリティが雄弁に時代の一片を物語る。共感を得ることが表現の最優先にあるアメリカ・ニューシネマ時代を象徴する作品。
政治的に共鳴しない私でも主題歌「サークルゲーム」を中学時代何度聴いただろう。
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