「生と死と罪とアヴェ・マリア」生きてこそ カメさんの映画レビュー(感想・評価)
生と死と罪とアヴェ・マリア
個人評価:3.8
実話の生還劇。
昔の映画だからだろうか。役者の演技や台詞のチョイスに現実感が薄く、極限状態に追い込まれた狂気なども無く、やや軽さがある。
しかしながら、実際に起きた事実だからこそ、全体を通して見ると、物語に嘘がなく説得力がある。
人間を食べて生き残る描写や、葛藤はあまり深く描いていないが、死を前にして、神をより感じる事が随所に描かれている。最後に流れるアヴェ・マリアが全ての罪を洗い流しているかのようで、友を食べ生き残った彼等の心までも救われた様な気になり、ホッとする。
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