「タイトルなし(ネタバレ)」怒りの葡萄 あlださんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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ほぼ原作通りですが、映画のエンディングの後、小説では洪水に見舞われる、トムの妹が死産してしまうといった場面が続くのですが、映画では描かれていませんでした。
また、登場する人数が、トムの家族に絞っても11人と多く、小説であればこそ各キャラクターの掘り下げができますが、映画では2時間の枠に収めなければいけない都合上簡略化されており、兄のノアに至っては別れのシーンすらなく、いつの間にかいなくなっています。
簡略化は小説の映像化の宿命といえばそれまでですが、
せめて妹の悲劇について描くことは、貧困の悲惨さを伝えると言う点で必要ではなかったかなと感じました
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