イエローストン砦

劇場公開日:

解説

インディアンと白人の攻防戦を描いた西部劇。クレイ・フィッシャーの原作をバート・ケネディが脚色、「潜望鏡を上げろ」のゴードン・ダグラスが監督した。撮影は「コルドラへの道」のカール・ガスリーが担当。出演は「水兵さんは暇がない」のクリント・ウォーカー、エドワード・バーンズ、ジョン・ラッセル、アンドラ・マーティン、レイ・ダントンら。

1959年製作/アメリカ
原題または英題:Yellowstone Kelly
配給:ワーナー・ブラザース
劇場公開日:1960年1月3日

ストーリー

1876年、モンタナ。インディアンのスー族は白人が協定を破ったので戦いの準備をしていた。そこへ猟師のイエローストン・ケリー(クリント・ウォーカー)が町にやって来た。町でケリーはフォード砦の指揮官に赴任するタウンズ少佐に会った。彼はケリーにスー族討伐の偵察員にならぬかと誘った。ケリーはインディアンを犠牲にし自分の出世を狙う少佐の気持ちを見抜き、彼の誘いを断った。ケリーはアンスという青年を助手に雇った。ある日2人は原住民サヤピに襲われ、捕らえられてスー族の集落に連行された。酋長ガルは昔ケリーに命を救われたことがあり、サヤピを叱りつけた。そこでケリーは酋長に頼まれてワーリーア(アンドラ・マーティン)という女の病人を診てやったが、彼女は瀕死の重傷でケリーは手遅れだといった。ガルの希望で手術をした。サヤピは彼女が治るまで立去ることを許さなかった。翌朝、酋長の許しを得てケリーは山小屋へ向かった。数日後、ワーリーアが逃げて来た。サヤピの妻になるのが嫌で。サヤピは彼女を返えせと迫った。ケリーはガルも彼女が好きなのを知り拒絶した。狩の帰りケリーはタウンズ少佐の一行に会った。彼は少佐にこれ以上の追撃をやめろといった。少佐はそれをきかずに川を越えて行った。ケリーは山小屋に着き、アンスは彼にワーリーアがサヤピに連れ去られたことを知らせ自らも息絶えた。ケリーはサヤピの後を追い、彼を倒しワーリーアを救った。その帰途、退却中の騎兵隊に会い、少佐の戦死とスー族の追撃を知った。ガルは女を返せといったが、ケリーは拒絶した。激戦が展開し、ケリーら騎兵隊は次々に倒れた。最後の瞬間、馬に乗ったワーリーアがガルの方に向かって走った。弾丸にあたって彼女は死んだ。戦闘は終わった。ガルは彼女の死体にすがりつき泣いた。ケリーとガルは無用の流血を2度と繰返すまいと誓いあった。

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