アンタッチャブルのレビュー・感想・評価
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今観ると、やや作りの雑さも感じてしまうが、『戦艦ポチョムキン』を引...
今観ると、やや作りの雑さも感じてしまうが、『戦艦ポチョムキン』を引用したシカゴ駅の大階段のシーンは、この映画一番の手に汗握る名場面。ケビン・コスナーとアンディ・ガルシアが初々しい。ショーン・コネリーがアカデミー賞助演男優賞を受賞。
私の生涯ベストワンに君臨する名作中の名作
私の生涯ベストワンに君臨する名作中の名作。
つい3ヶ月ほど前にブルーレイプレイヤーとセットで「4K ULTRA HD + Blu-ray」を購入したばかりでしたが、新文芸坐さんの大スクリーン&大音響で上映するとのことで迷わず鑑賞。重低音が体にビンビン響いて最高でございました。
名作たる所以は多々ありますが、まずこれだけの壮大なストーリーを見事119分で収めた【脚本】と、テンポの良いデ・パルマ監督の【演出】。アクションシーン(アメリカ・カナダ国境でのウエスタン、『戦艦ポチョムキン』オデッサの階段シーンをオマージュしたシカゴ・ユニオン駅、予備審問でのニッティとの銃撃戦)とシリアスなドラマシーンの緩急のバランスが抜群、ラストの法廷でのシーンはカタルシス最高潮、瞬き一つできないほど、全くダレません。
そして【キャスティング】。
実在の「アンタッチャブル」のメンバーは11名らしいのですが、ドラマとしてキャラクターに過不足なくリーダー、ベテラン、若手、頭脳派と4名に絞り込んだ点は英断、これしかいないチーム編成でしたね。彼らの漢同士の絆の描き方も最高ですね。
ケビン・コスナー、アンディ・ガルシアは本作品を契機に大スターに、ショーン・コネリーもアカデミー助演男優賞受賞、『アメリカン・グラフィティ』のチャールズ・マーティン・スミス。デ・ニーロのアル・カポネ、殺し屋ニッティのビリー・ドラゴとすべての配役がベストでしたね。
【音楽】はエンニオ・モリコーネ。
どれも名曲ですが、ラストのネスとストーンの別れから悲しい曲から、爽快なエンディング。
これ以上清々しく気持ちの良いラストシーンにまだ出会えてませんね。
生まれてから半世紀。
本作品を超える映画に今後、何本出逢えるか、楽しみですね。
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時代に翻弄された男たち‼️
この作品はギャング映画にしては珍しく、勧善懲悪の物語‼️大体ギャング映画というのは、キャラすべてに多少なりとも闇があるものですが、今作の4人の "アンタッチャブル" は清々しいほど正義感に溢れていてクリーン‼️しかし対する世界一のバットの使い手、ロバート・デ・ニーロのアル・カポネの残忍キャラが凄まじすぎる‼️さすがデ・ニーロ‼️そんな "アンタッチャブル" とアル・カポネ軍団による仁義なき戦い‼️デ・パルマ監督の素晴らしい演出と、エンニオ・モリコーネの切なくも勇壮な音楽‼️郵便局での初手柄、カナダ国境での馬を駆っての銃撃戦、駅の大階段でのアクション、屋上でのネスVS殺し屋など、ワクワクするアクションシーンが満載‼️特に大階段のシーンは元ネタの「戦艦ポチョムキン」にはさすがに及ばないのですが、乳母車の扱いや、狙いをつけるアンディ・ガルシアのストーンのカッコ良さがたまりません‼️冒頭、爆弾の犠牲になる女の子‼️あの健気な表情が忘れられない‼️そしてコネリーのマローンが自宅を襲った殺し屋をとっちめて追い返そうとした途端、殺し屋の仲間に乱射されて倒れるシーン‼️吐血で喉を枯らしながらネスへ語りかけるマローンの死に様は涙なくしては観られないですね‼️さすがショーン・コネリー‼️ただラスト、禁酒法が撤退され、「一杯やるよ」というネスのセリフ。カポネとの戦いで多大な犠牲を払ったんだから、もう少し悔しさを滲ませる演出が欲しかった‼️元ネタがテレビドラマだからでしょうか⁉️ちょっと単純ですね‼️
ショーン・コネリーが凄い!
当時デ・パルマフリークだったので、パルマとデ・ニーロコンビの新作ということで公開初日に観に行った記憶がある。
エンニオ・モリコーネのBGMにのせて浮かび上がってくるタイトルバックから、もう期待値が爆上がり!
序盤のデ・パルマ節全開の俯瞰回転撮影のアル・カポネの髭剃りのシーンの緊張感からもうすごい!
がしかし、それ以上に全くノーマークだったショーン・コネリーが良すぎた!
当時オワコンだったショーン・コネリーがこの映画にかけた気迫が全編通してヒシヒシと伝わってきた。それほど凄かった。
で、この映画で一気にショーン・コネリーは表舞台に返り咲いた。
アンディ・ガルシアも良い!と言うかすべてのキャラが立ってて皆良い!
有名な駅の階段のシーンは「戦艦ポチョムキン」そのままだけど、ここもデ・パルマ風スローの切り返しになっていて良かった。
全編通して見ごたえのあるアクション映画の秀作だと思う。
名作であることは間違いない
ギャングvs警察ではない、悪vs正義のアクションバトル
アメリカの禁酒法時代、酒の密売でシカゴを牛耳っていたギャング王:アル・カポネと、彼らを追った財務省特別補佐官とそのメンバーの戦いを描いた作品。
始まりはロバート・デ・ニーロ扮するアル・カポネの理髪付き取材から始まる。この飄々ぶり、そしてマフィアでありながら取材する新聞記者は全員笑いのコメントをもらっている。そして場面はカポネを押さえる気まんまんの補佐官:エリオットに移る。
本作で初めて観ることになった主演:ケビン・コスナー
なかなかの男前
こりゃスターの風格あるわ。実際にこの映画でスター俳優の仲間入りを果たすことになるそうですが。
そんな彼の初仕事、酒の密売の踏み込みは、なんと空振り。実はすでに警察もマフィアに買収されていた!こんな状態で彼はいったい誰に頼ればいいのか・・・。そこに現れた初老の巡査、演じるはショーン・コネリー。この二人のファーストコンタクトのシーンはすごい。ショーン・コネリーが警棒を出すシーンなんか居合切りのような鋭さ。この二人の間合いはこれから始まる嵐の前の静けさといった具合か。
そしてアンディ・ガルシア扮する腕の立つ新人警官と経理からカポネを追い詰めようとする経理担当の4人が正義感丸出しでマフィアに対し戦争を仕掛ける。このあたりからのスリリングな展開は目が離せない。いかに追い詰めるか、だがこちらも命を狙われる。所帯持ちのエリオットは家族まで狙われる。いつやられるのかという不安を抱えながらストーリーは進んでいく。休ませてはもらえない。一人称の視点からの画がまた緊迫感を誘う。またエンニオ・モリコーネの曲が緊張感を煽るんですわ。極めつけはクライマックスの階段のシーン。
もう最っ高にハラハラしてスリリングな銃撃戦。
ここでアンディ・ガルシアの腕が立つ。人質に銃を突きつける相手に、一点そらさない集中力。こら後の「ゴッドファーザーpartⅢ」にでてくるわけですよ。
欠点と言えば、アル・カポネの出演が少なく感じたこと。もっと見てみたかった。所々「ここは安直やないの~?」なシーンもある。少しアクションに偏り過ぎたか。しかしそんなことは気にしなくていいくらい、全体的には緊張感を楽しめる、判り切ったストーリーかもしれないが、監督:ブライアン・デ・パルマのスリルあふれる見事な演出で最後まで楽しめる作品です。
税理士くんもいい味出してた
映画と音楽のベストマッチ
上映当時映画館で鑑賞したっきりでした。
先日BSプレミアで放送されたのでビデオ録画再鑑賞。
アルマーニのスーツで出揃う登場人物たち。
カッコいいと言うかシブイねぇ。
すっかり悪に買収された1930年頃のシカゴ。
禁酒法が逆に悪を蔓延らせる皮肉な時代に小さな正義が立ち向かう。
味方はほとんどいない。
そんな彼らが巨悪に立ち向かえるのか。
そんなところがこの映画の楽しみどころだ。
当時はほぉと思う程度だったが今思えば、ケビンコスナーにアンディガルシア、ショーンコネリーと錚々たるメンバーがスクリーンを引き締める。
しかしこの時代は警察の対抗は凄まじい。
ショットガンで応戦。
バンバン撃ち殺す。迷いもなく。
これが2時間程度でまとめられ、あっけなくハッピーエンド。
やはり、おもしろい。
バットの使い方
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