「スローモーション」アンタッチャブル kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
スローモーション
橋の上でのコスナー、コネリーの両者が初めて出会うシーンが好きだ。鉄則その1「警官は生きて家へ帰ること」だよなぁ・・・すごい生き様だ。ギャング側では、ロバート・デ・ニーロが冷徹なまでに仲間をバットで殴り殺すシーンですね・・・ぞっとした。残酷と言えば、コネリーがギャングの一人に吐かせるために死体の口に銃をぶっ放すところも衝撃的だ。
コスナーを中心人物にしたために迫力が欠ける。コネリー、デ・ニーロの迫真の演技によって救われてはいるものの、デ・パルマ流正攻法では完全にまでは満足できない映画だ。スローモーションになるセントラル駅での銃撃戦は面白いし、ガルシアと乳母車を絶妙に配置した構図には唸ってしまう。『戦艦ポチョムキン』へのオマージュらしいが・・・未見。
警察の腐りきった汚職体質がそれほど風刺されてないように感じるくらい、コスナーとギャング側との対立に重点が置かれていました。もっとコネリーを中心に描いて、重厚なテーマと男くささをもっと味わえたらなぁ・・・ガルシアじゃ役不足だったか?経理役のチャールズ・マーティン・スミスもコミカルで良かったです。
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kazzさんのコメント
2021年5月1日
私のデ・パルマナンバーワンは『殺しのドレス』です。
ナンシー・アレンも絶頂期でした。
ちなみに、『殺しのドレス』の犯人役はマイケル・ケインでしたが、最初のオファー先はショーン・コネリーだったそうです。
『アンタッチャブル』では、デ・パルマ念願のショーン・コネリーだったのです。