劇場公開日 2000年10月28日

「アンジェラって?」アンジェラの灰 よしたださんの映画レビュー(感想・評価)

1.0アンジェラって?

2016年2月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

20世紀半ばのアイルランドの貧しい町や家屋を再現した美術が素晴らしい。雨の降らせ方、湿度の表し方も素晴らしかった。
しかし、タイトルの「アンジェラの灰」のアンジェラがお母さんのことだということに気づいたのはエンドクレジットが出てきてからだった。
しかも、エミリー・ワトソン演じるこのお母さん、いくらなんでも老けなさすぎる。それは、途中でいなくなってしまうお父さんもしかり。
主人公を何段階かの子役を使って成長させたの比して、両親の歳の重ね方が描きこまれていないことに違和感を感じた。
ジョン・ウィリアムスの音楽は良かった。

佐分 利信