「25歳で死ぬのは、この映画を終わらせる為。うまくまとめた訳だ。」ある愛の詩 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
25歳で死ぬのは、この映画を終わらせる為。うまくまとめた訳だ。
フランシス・レイの音楽が流行りましたね。サウンドトラックよりも『アンディ・ウィリアムス』の歌をよく聞いていました。
1970年は僕にとって映画館で鑑賞を始めた年です。また、『スクリー○』を買い始めた年です。何故?買い始めたかは、真ん中位のページに『成人映画』の特集が毎月組まれていたからです。今考えるとませガキだったんですね。この映画もその雑誌で紹介されていたのを思い出します。しかし、ませガキの割には、女性と付き合うなんて、考えられない事でしたので、全く興味は湧きませんでした。それで!翌年に小さな恋のメロディが封切りられて、僕はませガキの本領をはっきすることになりました。
今日が初見ですが、感想は『言うに及ばず』です。
モラトリアム青年と鼻柱の強い不幸な女性の話の様です。振り返れば、この頃はベトナム戦争が色々な国を巻き込んで、混迷を極める時代。こんなラブストーリーで癒やしていてのかと思うとアメリカの白人の怖さに震えてしまいます。
さて、アメリカンニューシネマとはこう言った映画の対局にあった訳ですから、元々がこんな映画ですから、大した事無しと言わざるを得ません。
日本の映画とか少女漫画に影響を与えたと思いますが、日本では未だにこんな映画作っていると思っています。53年も前の映画です。もう、どじょうはトックの昔に逃げているはずです。
この映画の公園はニューヨークのセントラルパークだろうが?ビートルズの好きな彼女は25歳で亡くなってしまうが、13年後、ジョン・レノンは本当に殺されてしまいました。アリ・マッグローさんは88歳でご存命です。
小さな恋のメロディと同じ内容だと思いました。違うのは年齢だけで、可愛らしさなんてすっかりありません。健気でもないのに、突然不幸に襲われる。泣いている暇はないと思いました。