アメリカン・ジゴロのレビュー・感想・評価
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リチャード・ギアの尻上げ歩き。
鑑賞映画3千本記念。
今更DVD初見。
ジャケパンキメて変に尻を上げて歩く美男Rギア。
見ているこっちが気恥ずかしい。代表作か。
濡れ場然り、そのナウさ故に
時代を越えられなかった平均作。
タクドラ脚本のPシュレイダー監督作、
修行の為に観る類い。
ブレッソンの名作「スリ」をなぞったシュレイダー監督のアメリカ版
洗練されたマナーと超一流のファッションに鍛え抜かれた肉体を飾る男は、上流階級の婦人との関係で報酬を得る男娼である。その為に5ヵ国語の会話力と知性を身に付けている。こんな職業の男性がロサンゼルスに多くいるのかどうかは別にして、この題材をアメリカ映画で制作したことが興味深い。イギリス出身のジョン・スレシンジャーがアカデミー賞を受けた「真夜中のカーボーイ」のジョン・ヴォイトが演じたカウボーイ・ジョーとは雲泥の差である。「タクシードライバー」の脚本で一躍脚光を浴びたポール・シュレイダー監督は、一匹狼的な男のエネルギー発散を描くのが好きなようで、この映画も誰一人理解者を持たない孤立した主人公の足掻きを後半の主題にしている。これはフランスのロベール・ブレッソンの「スリ」にとても似ている。特に、窮地に追い込まれた主人公を救うのが彼を理解し愛する一人の女性であり、これが物語の帰結になるところなどそっくりだ。孤独な男を救えるのは、ひとりの女性である。このシンプルな物語を、今の華やかで豊かな生活を送るアメリカの都会を舞台に描きたかったのだろう。
「スリ」の主人公の部屋が虚無的に殺風景であったのに対して、ジゴロ・ジュリアン(フランス風の名前だ)が定宿とするホテルの自室は、高級マンションの一室といった豪華さである。前者は、違法行為の技術を磨くことで生き甲斐を感じている無神論者であるが、ジュリアンも肉体を鍛え維持し、女性に奉仕することに生き甲斐を感じている。この違いを比較しながら観ている分には楽しめたが、シュレイダーの演出に傑出したものが無く、作為だけが目立った。奇抜な設定でも、ファッションやライフスタイルを贅沢にみせる映画らしさがあり、音楽も感覚的にいいけれど、肝心のドラマが弱い。主演のリチャード・ギアとローレン・ハットンも特に悪くはないのにと、残念な気持ちになってしまった。
1980年 10月29日 ニュー東宝シネマ1
アルマーニが主役 ポール・シュレイダー
上昇志向の強いジゴロのジュリアン
それが同業者の連中には面白くない
彼等の生き方を否定しているように感じるし
嫉妬もあるし…
ゲイをやめたのも、更に憎まれる一因に
妻を寝取られ エスタブリッシュメントの夫達も面子を潰される
(妻がそれを選択しているのだが)
この2つのグループにとって
彼は〈いけすかない奴〉
この辺りが人間関係の難しいところで、彼等は裏で繋がっていたりする
彼を理解するのは 彼を買う女達…
ここに彼の突破口があった
ミシェル(ハットン)、アン(パラント)の衣装もマニッシュなものも多く、80年代に入り 自分の頭で考える(男の選択も)、自立を試みる、女性達が増え始めたことを示している
(だから刑事も彼にアドバイスを求めたりする)
私は女性なので ハットンの着こなしに注目していましたが、やはりこの映画は
〈 ギア × アルマーニ 〉に尽きました
ジュリアン(ギア)が 楽しげに洋服のスタイリングをしてる処は 羨ましいです
メルセデスベンツの450SLも かっこいい
でも これで時代を到来させた「アルマーニが主役」と、監督は言ってますね
冒頭(大概テーマソング入り)が一番良い映画のひとつ
いかにも(1980年代初頭の)現代風俗をとらえているよで。結局のところよくあるメロドラマですがな。冒頭に流れる“コール・ミー”ほどcatchyにあらず。
退屈だった
リチャード・ギアが男娼でおばさん相手に高額でセックスの相手を務めていると、殺人事件の濡れ衣を着せられて大変困る。
演出なのかテンポなのか、見ていて非常にかったるく、10分おきに眠くなった。そのためミステリー要素があまり理解できなかった。隠された宝石を探す場面など、かっこいい場面もあった。リチャード・ギアが乗っているベンツがとてもかっこよかった。
女が熟女ばっかりで見ていて嬉しくなかった。
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