「タイトルなし(ネタバレ)」アミスタッド ソルトンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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スピルバーグの映画監督作品をWikipediaで眺めていたら、この作品だけ観ておらず、せっかくなので観てみる事にした。
彼の歴史作品としては名作「シンドラーのリスト」と「プライベート・ライアン」の間に制作された作品で流石に面白い。
奴隷商人に拉致られてニューヨークに辿り着いたアフリカ人達の扱いを裁判で決めるんだけれど、色んな権力者やらの思惑が交錯して、なかなか1番シンプルなはずの答えに辿り着けない。ようやく辿り着いても振り出しに戻されてしまうという理不尽。
奴隷船で行われたアフリカ人への扱いに衝撃。性器丸出しの映像がアフリカ人への人権侵害を観ている者に強烈に伝えてくる。
歴史物なので権力者の意図に反した判決をくだした若き裁判長の、その後が気になる。
アフリカ人の英雄シンケ、一度崩れ去った日常はアフリカに戻ったとしても彼が望むような形では戻らないんじゃないかと思って観ていたが、案の定、家族は行方不明、再会は叶わなかった事が辛い。
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