「劇場初公開時の高校生の時にはあまり分からなかったけど、今ならすごく分かるサリエリの気持ち」アマデウス Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場初公開時の高校生の時にはあまり分からなかったけど、今ならすごく分かるサリエリの気持ち
午前十時の映画祭15で鑑賞
とにかく映像が豪華絢爛で素晴らしい、今では絶対にCGやVFXに頼ってしまいそうな画ですが、“本物でしか出せない”息を呑むゴージャスな映像美に格の違いを感じさせます、さすが第57回アカデミー賞の作品賞をはじめ8部門受賞した作品です
そして映像もさることながら、主演男優賞を受賞したF・マーリー・エイブラムスさんの主人公サリエリの演技にも圧倒されます
サリエリは宮廷音楽家として高貴なプライドを持っていたものの、品が無いけど天才作曲家のモーツァルトが現れ立場を脅かされ始めると共にその才能と存在に嫉妬・妬みを抱き始め・・・という人の本性に迫る役を見事に演じきっています
サリエリ自身、宮廷音楽家に選ばれるぐらいの人物で世間的にはすごい人、なのに大衆の前で彼の音楽を凡庸で退屈と言わんばかりに笑いものにしてしまうモーツァルトの天才的能力を目の当たりにしプライドをズタズタに切り裂かれる苦悩は観ていてもの凄く苦しかったし、それを表現するエイブラムスさんにはとてつもない凄みを感じました
そして全編に流れモーツァルトの名曲の数々、やっぱりこの作本も劇場の大画面と迫力の音響で観て感じるべき格調の高い名作、今回もこの機会をくれた午前十時の映画祭に大感謝です
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