「ロック・ミー・アマデウス」アマデウス ヒューさんの映画レビュー(感想・評価)
ロック・ミー・アマデウス
F・マーレイ・エイブラムス。
ドラマ「HOMELAND」で暗躍するダール・アダル役を演じる彼を見た時、この映画での印象が強く脳裏に焼き付けられていて納得感というか感嘆と共に没入の手助けをしてくれた。
「午前十時の映画祭」で久しぶりに鑑賞し、知っていたはずの顔が老け顔で、件のドラマで上書きされていたことに気付かされた。
年老いたメイクでする演技が実際の年齢での演技に勝てる訳もなく、それはキャリアの積み重ねで醸し出されることなので仕方ないが、譜面を見て悶絶の表情をするところとか心の底にあるものを観客に感じさせる演技はとても上手いと感じた。
神父への告白とは裏腹に信奉から嫉妬、最後には共同作業で同じ領域に達した錯覚(?)を体験できたことで恨み言を言い続けた神に自分自身がなれたというような思い上がりの演技は若いうちじゃないと出来ないなと。
いい歳の取り方をしてるのに目立った活躍が無いのは非常に残念。もっと見たい俳優の1人です。
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