「嫉妬と心酔」アマデウス sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
嫉妬と心酔
老いたサリエリが、モーツァルトを殺したのは自分だと言って自殺を図る。サリエリは宮廷作曲家として、皇帝ヨーゼフ2世に仕えていた。そこに神童モーツァルトがやってくる。サリエリは、彼の才能を高く評価する一方、低俗な人間性は許せなかった。
「下劣」「好色」「幼稚」と、どうしょうもない人格のモーツァルトを嫌悪するのは分からないでもない。さらにサリエリは、音楽を評価する才能に長けていたのも不幸と言えます。そんな二人に対し、音楽を聞くのも演奏も全くだめな皇帝の対比が笑えます。
会社のミーティングで7つの習慣を勉強しています。最近「才能を認められたかったら、人格を高めること」とあり、モーツァルトの馬鹿笑いが聞こえてきそう。
「ボヘミアンラプソディ」で、フレディが仰向けに寝ながらピアノを弾くシーンがあります。今作のオマージュだったかも。
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