「逃げ続ける…」暗殺の森 パッチワークすさんの映画レビュー(感想・評価)
逃げ続ける…
主人公マルチェロは最後まで「普通になりたいため」にファシストになり、ファシスト敗北に際してはその逆をと逃げ続けるわけだが、この感覚って日本にいるとよくわかるのではないだろうか。事大主義でみんな一緒が大好きで…。
さて彼にとってそれはファシストでなくてもよかったのだろう。ファシストないしファシズムは普通になるための一方法だったに過ぎず、その思想も行動もどうでも良いのである。しかも何も自分で処断できていない。ただ見ていただけと言うダメ人間っぷり。しかしながらこんなマルチェロのダメ人間さ、弱さーを責められないだろう。
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