アポロ13のレビュー・感想・評価
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ケンが地上にいてくれて良かった!
2年も前に組み込まれていたコイルの不具合で爆発、故障を余儀なくされてしまったけれど、
直前に風疹とのことでクルーを交代させられたケンが再突入プログラムの手順を何度も何パターンも繰り返し地上で検証してくれたおかげで地球に無事帰ることが出来た!!
ケンが偶然地上に残るようになったことが幸いした。
「人生何が幸いするか分からない。」その事を覚えておこうと思う。予想外のことがあっても悲観するばかりでなく、何故ケンがクルーを外れなきゃいけないんだ!でなくケンが地上に残っていてくれて助かった!と。
電力をどうする、二酸化炭素をどうする、再突入プログラムはどうする。。?!という数々の難題を凄い数の人々がなんとか解決するんだと心血を注ぐアツい気持ちのこもった映画でした!
午前のタイムで見たのははじめて。
今年180本目(合計456本目/今月(2022年6月度)27本目)。
恒例の有給タイム、今度は午前中にだけ指定されてしまいました。
こちらの作品、いわゆる「ベスト100」みたいな扱いで、一般的な映画とは違うようです。大阪市も天気はそこそこよく、(新作ではないとしても)4割埋まりくらい。
作品としては25年も前とは思えないような精巧な技術で作られているなぁ、という印象です。もともと実話(アポロ計画など)があるので、あることないこと描けないということ、また、作品の後に今日までに分かったことについては反映されていない(より高度な技術があるのに使っていないなど)はありますが、それを言い始めるといわゆる復刻作品という枠が成り立ちませんので…。
お話そのものが実話ベースである以上、あることないこと描けず、ネタバレという概念が存在しないように思えます(ここでの分類は「人間ドラマ」ですが、それこそ大阪市立プラネタリウムなど、そういった公的な場所でやってもおかしくはないとは思います/なので「アポロ」だの「アポロ計画」だので検索するとネタバレだらけなので注意しましょう)。
このいわゆる「ベスト100」みたいな作品は若干安めで、それでも名作揃いということもあるので、今日は午前中だけでしたが機会があれば大阪市では定期的に作品を入れ替えているようですし、また行ってみたいな、というところです。
今日(2021~2022)からすると、若干字幕が読みにくいぁという部分は確かにありましたが、英検準1もあれば聞き取りができるので(比較的ゆっくりなペース。実話ものということもあり、アクション映画特有の早口やスラング用語連発はなし)、そこは問題ではないところです。
特に採点上気になる点はないので、フルスコアにしています。
現在よりもまだ技術が劣っていた時代、それでも宇宙へ行った人々がいた...
結末は分かっているのに、見ていて思わず「泣けて」しまいます
午前10時の映画祭12で、封切り以来2度目
アポロ13号は中学生の頃、テレビニュースや新聞報道でリアルタイムに見ていましたので、この映画が作られたときには、さっそく池袋(たぶん)まで見に行きました。それ以来の映画館での鑑賞です。
「アポロ13号を地球に戻す」ということで関係者が全員一致して努力するという映画の内容は、結末は分かっているのに、理屈抜きに見ていて思わず「泣けて」きます。悲観的な意見を言う者はいるとしても、足を引っ張る者、妨害する者が出てこない、要するに悪人は一人もいないのは、演出なのかも知れませんが見事です。
次々と難題が発生する中の「(不運もあるが)幸運もある」という台詞、ちょっと「アメリカ万歳」的な感じがするのは気に入りませんが、最後に「偉大なる失敗」と総括していることに私は共感します。
(たぶん)多額の費用をかけて作られた映画です。スマホやPCの画面ではなく、映画館の大画面で見て欲しいと思います。
よく考えたら、13はアメリカじゃ不吉な数字
EXPO'70、大阪万博の最中の事故
午前十時の映画祭12にて。
アメリカはアポロ11号、12号に続き、1970年4月11日、アポロ13号を、ジム、フレッド、ジャックの3名の乗務員と共に、月面着陸ミッションとして打ち上げた。しかし月まであと少しに迫った頃爆発事故が発生し、宇宙船が破損してしまった。月面着陸は不可能になったため、乗組員たちは、地上の管制センターと力を合わせて地球への生還を目指すという、実話を基にした話。
実話なので、結果はみんな知ってると思うが、あれだけのダメージを負ったのによく生還できたな、って感心した。
地球へのアプローチ角度の繊細さ、3分間の通信不可時間の経過がクライマックスで、結果を知っててもドキドキした。
それと、爆発の原因が、たった一つのコイルのショートだったらしいが、2重3重の安全装置開発、FMEAの活用等に繋がっていくのだろう。見応えあった。
それと、この事故が70年3月15日から9月13日まで大阪で開催された日本万国博覧会の最中の事故だった事に気づいた。もし、生還できなかったら、アメリカ館の月の石で浮かれてる場合じゃなかっただろう。
その意味でも良かったと思う。
手に汗握る傑作
これは名作でしょう。随分と久しぶりに観ましたが、こういう実話をもとにしたプロジェクトX的な作品は大好物です。宇宙船の事故では「小惑星探査機はやぶさ」の物語がずいぶんともてはやされましたがやはり人命がかかっているのといないのとでは緊張感の桁が違います(はやぶさの帰還もあれはあれで感動しましたが)。
全体の構成としても2時間を超える長編でありながら無駄なシーンがなく、次から次に危機が訪れてテンポよく進むので目が離せません。個人的にアクションやパニックものにはテンポの良さが一番大事だと思っているので文句なしです。また、登場人物が優秀なプロばかりなので、足を引っ張ったりミスを犯したりせずイライラすることがありません。
ほぼ宇宙船内と地球の管制室とで物語が進行するので、ロケットの打ち上げシーンを除けば案外「宇宙っぽさ」は少ないかもしれません。ただ、これが逆に派手な映像でごまかさずに人間ドラマで勝負しているように感じて良かったです。最近の映画はCGを多用し過ぎて「これ実写映画って言えるのか?」と感じることがあるので、これぐらいのバランスがベストです。
ライトスタッフから連綿と
33位/452位 2021.06.23現在
公開当時映画館で観て
そのあとVHSでも観ましたが
20年以上も前なので
正直、あまり記憶はないんだけど
すごく面白かった記憶はある。
なので、とりあえず、この順位かな。
いつかまた観て
しっかり感想書きたいなぁ。
午前10時でやってくれたら
絶対観に行きたい作品。
個人的な話ですが自分は
ジェットコースター余裕なんですよ。
どんなジェットコースターでも。
岐阜に出来た日本一の
バンジージャンプも飛びましたが
余裕なんですよ。
どちらも基本的には安全が保証されてて
安全って安心で怖くない。
なので山とか行っての岩場とかの方が
よっぽどスリルがある。
それは命の保証が無いから。
なので宇宙船の乗組員の方達は
本当に勇気があってすごいなぁと
尊敬します。
以下
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
アポロ13のあるある言いたい♫
アポロ13のあるある早く言いたい♬
アポロ13のあるある今から言うよ♪
トムハンクスは絶対船長顔って思いがち♩
映画終わってから月観がち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→15歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→2回
記憶度→15%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→33位/452
洋画部門→28位/376
13部門→1位
他は13日の金曜日とか13階段とか?
二つの密室劇
絶対絶命の危機に、ハラハラドキドキ!最後は、感動の嵐!
【”非常事態”を人間の知恵と工夫と経験値で乗り越えろ!ラストは何度観ても、涙が滲んでしまう作品。】
アポロ13号のクルーの中で好きなのは、ジム船長(トム・ハンクス)も良いのだが、私は打ち上げ二日前に”風疹”を発症する恐れがあるという理由で(彼のせいではない)、クルーから外された、ケン(ゲイリー・シニーズ)である。
当然、彼は失意し、TVも早々に消して”ふて寝”している。
が、その彼にアポロ13号の事故が伝えられ、彼の”地上”での献身的な、奮闘が始まる。(電力を少しでも確保するための方法を様々に試すシーンなど。打ち上げ直前まで共に月面着陸を目指していた同僚を救うための必死の姿が沁みる・・。)
ー世間は、打ち上げの際は”関心を示さないが”、事故が起こってから”いきなりニュースで頻繁に取り上げる光景”も、少しシニカルに描かれる。-
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■好きなシークエンス
・月面着陸を諦めざるを得なくなった際にジム船長が夢想する月面を歩くシーン(彼の無念が上手く描かれている)
・他の落ち込む2人のクルーに対し、”僕は家に帰る”と言うシーン(気持ちを切り替えた事が良く分かる)
・随所で出て来るジム船長の妻マリリンを筆頭にした家族の心の葛藤が描かれるシーン
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そして、もう一人好きなのが、NASA主席管制官ジーン(エド・ハリス:良い役者である・・。)である。
粋な白い三つ揃えのスーツを常に身に付けながら、冷静沈着に、そして時に”厳しく””相当無理な”指示を出す姿。
大気圏突入前、”NASAの最大の危機だ”という男達に言うセリフにしびれる。
”いや、栄光の時だ!”
そして、帰還船から”漸く”ジム船長からのコールが聞こえた時の周囲の
大歓声の中、一人椅子に座り込み目頭を押さえるジーンの姿。
ーここは、矢張り沁みます・・。ー
<十数年ぶりに観たが、事故発生の緊迫感からのあのラストは矢張り心に染み入る。
近年、”ゼロ・グラビティ”や”ファースト・マン:特にこの作は今作と連動している・・”など有人宇宙モノの秀作が発表されているが、20年以上前に今作を世に出したロン・ハワード監督の凄さを再認識した作品でもある。>
<1995年8月 劇場にて鑑賞>
<2020年4月24日 BSにて再鑑賞>
奇跡の生還にあるアメリカンスピリットを再現したロン・ハワード監督の誠実さ
1970年の、爆発事故に遭いながらも奇跡の生還を遂げたアポロ13号の歴史に埋もれた事件を詳細に再現したパニック映画の感動作。近年発展著しいSFXを駆使した、宇宙船の打ち上げシーンや飛行シーンの鮮明な映像化があって制作出来た時代の流れにあるものは、アメリカンスピリットの再確認であろう。生きるために最善を尽くし、救うためにはあらゆる手段を考察し行動を起こす宇宙飛行士3人とNASA地上スタッフの通信を通して、それがスリリングに描かれている。「アメリカン・グラフィティ」で極平凡な青年を演じたロン・ハワード監督のトム・クルーズ主演映画「遥かなる大地」に感じた愛国心に溢れた特徴を、今作でも強く表している。
上映時間2時間20分と長いが、次から次へと起こるアクシデントとその対応のスピード感で引き込み、最後まで緊張感を失わない映画の語り口はテンポ良い。興味深いのは、アポロ11号から1年足らずの13号からの宇宙放送を一般のアメリカ人が関心を無くしていて、そうとは知らない機長のトム・ハンクス始め3人の宇宙飛行士が嬉々としてTVカメラで戯れ合うエピソードだ。機長の妻が事故発生後自宅に押し寄せてきた多くの報道人に対して、何とも遣りきれない怒りを抱くのも当然である。偉業より事件に食いつくマスメディアの無責任な姿勢が批判的に描かれている。
宇宙センターの総指揮を執る司令官と直前にメンバーから外された飛行士が冷静に対処する言動と他スタッフが感情を露にするコントラストに見る、ポリフォニックな情感表現の情操効果の面白さとその構成力の巧みさが素晴らしい。アメリカ国家の威信を賭けた宇宙計画の負の出来事を敢えて題材にした挑戦的な覚悟と、作品として失敗できないプレッシャーを想像すれば、これは充分評価に値する努力作ではないだろうか。ロン・ハワード監督のアメリカ映画人らしい誠実さが作品全体を包む良心作になっている。
1997年 1月31日
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