劇場公開日 1993年2月20日

「軍隊のイジメ≠規律維持(懲戒)」ア・フュー・グッドメン オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0軍隊のイジメ≠規律維持(懲戒)

2025年2月4日
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鑑賞方法:その他

興奮

知的

難しい

キューバのグアンタナモ基地(最前線基地)内での、軍隊内の暴行致死を裁く法廷
単なる過失暴行致死として処分して、穏便に収めたい上層部の配慮で、有名な法律家の息子であるトム・クルーズ演じるキャフイ中尉が弁護人に任じられる。絵に描いたようなボンボンで、時間は守らない、まともに筆記用具も持ち合わせないような若造である
その任に是非とも就きたかったのが、デミ・ムーア演じるギャロウェイ少佐
彼らがグアンタナモ基地で対面する司令官がジャック・ニコルソン演じるジェセップ大佐、これがゴリゴリのパワハラ野郎で、ひと睨みで彼らは退散する…

コードRがそこに有ったのか、無かったのか、法廷で白熱した弁論が飛び交わされる

ニコルソンの部下パワハラの権化中尉にキーファー・サザーランド、その部下にノア・ワイリー(「ER」のカーター先生)、軍事法廷の検事にケビン・ベーコンと、配役が今も活躍している方が多い

見応えはあったが、後半法廷劇が長くて、ちょっと眠かった。また冒頭で殺害されるサンティアゴ一等兵の身内の描写は一切無いのが、ちょっと物足りない。軍隊内の規律がテーマだから、愁嘆場は不要ということなんだろうけど…
美しいデミ・ムーアが出演していても、恋愛要素が全く無い点も潔くてよい

オパーリンブルー