「本作はやはり失敗作と言わざるを得ないが、二つの成果に意義がある」アビス 完全版 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
本作はやはり失敗作と言わざるを得ないが、二つの成果に意義がある
大変な熱意をもってジェームズ・キャメロン監督が撮っていることは十分にか分かるが空回りしてるのが残念
お話は未知との遭遇の海底編とウルトラセブンのノンマルトの回とを合わせたようなもの
中盤までは眠気をさそう
海底基地の暗くて狭い内部だけで物語が進行していろいろ起こるがメリハリがなく辛い
海底のエイリアンが水で擬態する有名なシーンは短く一ヶ所だけ
完全版として追加された津波のシーンは、期待したものの肩透かし
ガッカリ感がある
公開時のように無くても問題ない
本作は意義はILMによるCGで液状キャラクターを実現させたこと
これがターミネーター2のあのT-1000の液体金属のターミネーターを生み出した
もう一つは石油掘搾基地の荒くれクルーの造形だ
これはアルマゲドンにそのまま流用されている
本作はやはり失敗作と言わざるを得ないが、その二つの成果に意義があるといえるだろう
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