劇場公開日 1978年1月14日

アニー・ホールのレビュー・感想・評価

全28件中、21~28件目を表示

3.0世の中を斜めに見る

2016年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

難しい

わたしもまっすぐに見られないタチですが、
さすがにここまでではない。

ウッディ・アレン作品は好きでちょこちょこ観てたのですが
自身が出てる作品は初めて観ました。
わたしには、彼色が濃すぎました…。

確かに、これがウッディ・アレンそのもの、なんだろうとは
思いますが、監督にまわって演者は他人にしてくれた方が、
いい感じにマイルドで、丁度いいです。

「何も考えてないから幸せ」なパッパラパーなカップルには、
非常に納得しました。

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chibirock

3.5恋愛ってこういうもんだよね。

2016年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

初鑑賞。ニューヨークを舞台に繰り広げられる、男と女のラブストーリー、といえばベタな感じがするが、典型的なラブコメ物とは違って、人生の中のほんのひとコマに過ぎないが、結局恋愛ってこういう不条理でわけわからないもんだよねー、という描き方がなんかいいなあと思いました。

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NANA

3.0嫌いじゃないけど

2015年9月12日
iPhoneアプリから投稿

ビーンやモンクさん同様家族にはね〜〜

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カルヴェロ

4.0現実と非現実をいきなり繋いでしまう小粋な演出に驚いた

2015年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

総合:75点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:80点|ビジュアル:70点|音楽:20点 )

 いきなり時代も場所も違う場面を繋げてみたり、現実と心の声を切り替えてみたり。初めて観たときに、その演出の小粋さと斬新さに驚かされた。頭も薄くなった小柄でひょろくてさえない見た目だけど、ニューヨーカーでユダヤ人で常に皮肉だらけで内容が薄っぺらの軽口ばかりたたき続けるウッディ・アレン本人を描くやりかたは、その才能を感じるには十分だった。個人的にウッディ・アレンの存在を初めて強く意識させられることになった作品。

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Cape God

4.0アニーのボーイッシュなファッションが素敵! そして、ウディ・アレン...

2015年5月1日
iPhoneアプリから投稿

アニーのボーイッシュなファッションが素敵!
そして、ウディ・アレン演じるいつも斜に構えてめんどくさい文系男的主人公が妙にリアル。
お互い求め合ってるのに、つい表面的な事で傷つけてしまい、うまくいかない二人。
古い映画だけど、今のこじらせ男子も充分楽しめると思う。自分も含めね^_^

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arayan

2.5羨ましくもある

2014年3月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

楽しい

何と言うか(笑)“intelligentsiya の威力”みたいなものを まざまざと見せ付けられたといった印象。stylish な Woody Allen の軽妙さが吹き飛んでしまう位、全編に渡って知識に どっぷりと浸かった言葉で埋め尽くされる。気が合う者同士には humorous に映る joke にも intelligence と明確な主張が見られ、大部分では合う価値観と相成れない identity を雄弁に ぶつけ合う Alvy Singer と Annie Hall。さぞかし充実の日々だったんだろうなぁ。

全台詞を理解して味わい尽くしたい、そんな作品。(Woody Allen が Diane Keaton に向かって Godfather がどうとか言うてたし/笑)

lobster の下り、分かる分かる(涙)。

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"Auggie" Wren

4.0ウディ・アレンの代表作

2014年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

知的

今年の5月10日にウディ・アレンの新作『ブルー・ジャスミン』が公開される。

彼の新作公開記念に70年代に撮られた彼の代表作である『アニー・ホール』を見直してみた。
80歳を目前にした彼になるは生涯に50本以上(聞くところによると70本とか)の映画を撮っているので、アレンの新作と聞くとまたかと思われる今日この頃であるが、『アニー・ホール』はアレンファンも認める代表作であると言えよう。

彼の作品をすべて鑑賞したわけではないが、おそらく50本以上も撮っていたら嫌でも作品の傾向は偏ってくるだろう。現に実際に鑑賞したいくつかの作品はウディ・アレン独特の言い回しや、ギャグセンス、テンポなどが染み付いていた。そんな彼の人生観や人間像が如実に現れているのが、この『アニー・ホール』である。

主演はウディ・アレン。彼は脚本も監督もこの作品で務めている。いわば、チャップリン方式の映画なのだ。
しかも、この作品はヒロインであるダイアン・キートンとの実際の恋愛を、等身大として描いている。だから会話もテンポも自然体そのもの。よくある恋愛映画のジャンルとしてはくくりきれない、独特の作品を生み出したのだ。

ウディ・アレンの独特のギャクセンス、言い回しに慣れていない人はあまり感情移入ができないかもしれない(個人的な感想をいうと、彼の話し方には不快感がある)。そういう人に勧めたいのは吹き替えである。母国語で聞くと理解できる台詞もあるし、日本語で不自然がないように言葉を選ぶ吹き替えの妙も覗かせる。
アレン役の羽佐間道夫さんの声は落ち着いていて、時にユーモラスなので、愛着が湧くこと間違いない。

来る5月の『ブルー・ジャスミン』にそなえて、ウディ・アレンの代表作を鑑賞しておくと、また違った見方ができるかも知れない。

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pullus

4.5ウディの映画はジャズである

2010年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

萌える

1977年アメリカ映画。93分。今年26本目の作品。ウディ・アレンの代表作の一つと言われる本作。いままで複数の方に勧められようやく観ることができたわけです。

内容は;
1,テレビにも出演するコメディアンの男は歌手を目指す女と出会い交際を始める。
2,順調に交際を続けていたが落ち着きたくない男と落ち着きたい女は、それで衝突することもしばしば。
3,女はLAからプロ歌手としてのオファーを受け、二人は別れるが男は彼女のことを忘れることができない。

まだまだ発展途上な男女が交際すれば得てして起こりがちな破局のシナリオ。そして、破局してからひきずるのは大抵男の方。そんなうじうじした男の神話的な姿をウディが演じれば右に出る者はいない。

物の見方が常に悲観的で、読んでる本は「死」に関するものばかり。しまいには女に最初にプレゼントした本まで「死」の本。恋情があるうちは女も笑顔でそんな男につきあうが、その情が薄れ始めるとその笑顔も愛想になっていく。そして女はある日何かがポンっとはじけたように我に返る。もう二人の関係が終わっていたことを。

男ならこんな戦慄を覚える天地逆さま現象を誰でも経験したことがあるのでは?ほんと上手に描いています、本作は。

そんな本作は言ってみればありふれた物語なのですが、ありふれてないのは、そんな男女それぞれの事情に関してほとんど踏み込んでいないところ。それぞれの事情を証明すればするほど泥沼になるだけだし、そこからどこにもいかない。本作はそんな泥試合は描かず、二人が一緒にいる時間を描くことにエネルギーを注いでいます。

そして、なんの腐れもなく二人はやがてあっさりそれぞれの道を歩んでいく。そんな二人の背中を想像するとなんか泣けて笑えてくるのです。

人生と言えばなにやら壮大な物語になってしまいそうですが、ウディの作品はそこまで威張らず、二人の日常の関係で起こる微細なケミカルリアクションを描いているのです。それは、まさしくジャズのように。

いや、いい映画でした。

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あんゆ~る