劇場公開日 1978年1月14日

「【様々な映画技法を織り込んだラブコメディ。屡々、ウディ・アレンが第4の壁を越えて、話しかけてきます・・。】」アニー・ホール NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【様々な映画技法を織り込んだラブコメディ。屡々、ウディ・アレンが第4の壁を越えて、話しかけてきます・・。】

2022年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

悲しい

知的

幸せ

◆感想・・ になってません。

  ・この作品は、20年ほど前に観たが、面白さが分からなかった。
  だが、その後、ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」「ハンナとその姉妹」「ミッドナイト・イン・パリ」を鑑賞しこの作品でウディ・アレンが挑戦した映画技法が成功して素晴らしき作品になった事を知った。
  更に言えば、近年の「ブルー・ジャスミン」や、始めて彼の作品を映画館で観た「男と女の観覧車」「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」も面白かった。

  ・で、久方ぶりに鑑賞したが、矢張り今作は映画知識を問われるリトマス試験紙の様な作品だな・・、と思った。

  ・映画館で並んでいる時に、後ろの男がフェデリコ・フェリーニの批評をしたり、作家を批判したりしている言葉を聞きながら、イラつくアルビン(ウディ・アレン)が、イキナリその作家を連れてきて、男に対し、”君の解釈は間違っている”と言わせたり、第4の壁を矢鱈と乗り越えて来るし、小学生時代のクラスメートに将来何になったかを語らせたり、アニーとSEXしようとしている時に、アニーの精神が幽体離脱したり・・。画面分割したり・・。

<2回目に見ると、ナカナカ面白かった作品であるが、どーも、映画技法を盛り込み過ぎていて気が散ってしまうのだなあ・・。
 後、20年後に見るともっと面白く感じられるようになれば良いなあ、と思った作品である。>

■ダイアン・キートンについて
 ・この作品の彼女は、実に魅力的である。
 だが、その後もコンスタントに作品に主演女優として出演されている。
 「ロンドン、人生はじめます」「また、あなたとブッククラブで」「チア・アップ!」は、映画館で鑑賞したが、とても素敵な齢の重ね方をされていて、凄いなあと思った女優さんである。

NOBU
ミカさんのコメント
2022年5月30日

私もまだまだですよ。

ミカ