足ながおじさんのレビュー・感想・評価
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華麗なるアステアのダンス
50代半ばで20代と踊っても何ら年齢を感じさせないアステアの華麗なステップ。Gケリーにはこの上品さがないんやなぁ。自分が当時のアステアと同年齢と思うとますます感嘆の踊り。
裏窓のお節介家政婦おばさんがここでもいい味出してた。
キレキレおじさん
フレッド・アステア。この歳にして、このステップ。いやあ、すごい。冒頭のスティック跳ね返りを掴むなんて曲芸並み。アメリカに人間国宝があればもうそれ。
ただストーリはさっぱり。美談なのかなあ? 怪しい金持ちおじさんと保険金目当ての女子大生の取合せに見えてしまう、僕は嫌なおじさんか。
ミュージカル苦手な自分だけど...
ミュージカルは退屈に感じてしまい苦手なのですが、この話は小さい頃から知っており、映画として観るのもいいかなと思って鑑賞しました。
やっぱり歌や踊りの場面は退屈に思ってしまったので、それ以外の部分でレビューしたいと思います。
「見知らぬおじさん」の支援で大学に通えるようになり、約束通り手紙を健気に書くシーンがとても好きです。ほのぼの夢があるといえばいいですかね。だけど社長は読みもしない!気に入ってたんじゃないの?(苦笑) 忙しいのか、他にも気になる娘がいるのか、忘れちゃってるのか...本心はわかりませんが、いずれにせよ住む世界が違う存在。誰もが羨ましいと思うはずです。
身寄りのない若者を莫大な資金で助ける。実際に存在するであろう話ですが、映画のように健全であれば意義あることだと思ったりした。
いつバレるのか、気付くのか...そう思いながらのんびり観てました。
人情味ある秘書? のおばちゃん様様!
後半、舞台で踊った後に全部3203号室の部屋に入ったら、男が沢山いる場面では「チヤホヤしてくれるけど、それでも足ながおじさんが好き」というシーンに見えて、ミュージカル苦手な私でも理解できたかなと思う。
20世紀フォックスのアステア
大金持ちの紳士(フレッド・アステア)が、フランスで見かけた可愛い孤児(レスリー・キャロン)を援助しようとアメリカに留学させる。
但し、本人は誰が援助しているかを明かさない条件だった。
フレッド・アステアとレスリー・キャロンのダンスシーンは素晴らしく、全くブレずに決まっている。
デジタルのおかげで美しい映像を堪能。
NHK BSP 後半におじいちゃんがそばにいました。ヒロインが夢を...
NHK BSP
後半におじいちゃんがそばにいました。ヒロインが夢を見る時、あの香港カフェのシーンがすごしエロいで、おじいちゃんがそっと別の部屋に入りました。ちょと恥ずかしいかもしれない😂
気が腐っているときでも、本作を観ればきっと心が晴れるそんな映画です
巴里のアメリカ人のレスリー・キャロンが、今度はフレッド・アステアとアメリカを舞台にして撮った作品です
あしながおじさんという言葉は誰もが知っていますが、本作はあまり有名では無いようです
フレッド・アステアは56歳、レスリー・キャロンは24歳
32歳の歳の差の男女の物語を描きますが、ひとつ間違うと劇中で在仏アメリカ大使が激怒するような不道徳なお話になるところですが、そこはやはりフレッド・アステアの清潔性がそれを打ち消しています
このものすごい芸達者の二人が登場するのですから、歌と踊りのシーンはそれは見事なものです
演出も良く、冒頭のギャラリーのシーンで印象派の絵画の紹介から入ることで、ミュージカルシーンでの絵画的な書きわりセットやドガの絵画を思わせるオペラ座の楽屋シーンの伏線にしているだけで無くて、さらにラストシーンに繋げてくるのも中々の計算で心憎いです
美術も優れていますが、特に衣装は見事でダンスと共にドレスの裾が美しく揺れる、回転すれば舞い上がって翻る様は、その軽い素材感、デザイン性、色彩感覚の優れていることには本当に感嘆しました
もう少しミュージカルシーンがあればなあと、もの足らない気分になるのが残念なものの、見終われば気が腐っているときでも、本作を観ればきっと心が晴れるそんな映画だと思います
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