「歴史的に見ておく価値のある映画」悪魔の発明 M.Joeさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史的に見ておく価値のある映画
広島で開催された初の「アニメーションシーズン2022」イベントの初日の朝上映された記念すべき作品。テリー・ギリアム、ティム・バートンらに影響を与えた"幻想の魔術師“、カレル・ゼマン。チェコアニメ・特撮の名匠の「悪魔の発明」とある。この分野は詳しくないのだが、今から65年前に製作された見ておくべき価値のある作品だろうと思う。日本での劇場公開日は2022年4月23日とあるので、早速広島で観れたのはとてもラッキーであった。
画面はモノクロの少しざらざら感のあるトーンで統一されている。登場人物は実写の動画であるがその背景(建物や風景)も後で加工が施されている。絵画のような、またエッチングのような不思議な空間を醸し出している。
ストーリーは強力な新型爆弾の開発を進めている科学者が誘拐され、それが悪意のある者に渡ってしまう。するとどうなるのか。詳しくは何も知らないが、1949年8月ソビエトの初の核実験も影響しているのだろうか。
ひろしまアニメーションシーズン2022
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