悪魔の毒々モンスター 東京へ行くのレビュー・感想・評価
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毒々モンスター日本上陸!
パート1からあまりにも変りっぷりと、完全おバカ丸出しのコメディー感に、思わずひきつってしまうほど。完全にコメディ路線に変更です。 もちろん、シリーズの見所のグロシーンも満載ではあります!コメディ要素が増えた分、前作よりわざとらしさが増しましたが、ぐちょグロ感もUP!安岡力也なんて、包丁でさばかれてしまいますからね…。 色々面白くなったのは良かったのですが、パート1から残念な変更もありました。それは、毒々モンスターの彼女です。1作目は清楚な女性サラだったんですが、本作の彼女のクレアは下着姿で胸を強調したストリッパーのような姿になってしまい、なんだか違和感ありで残念でした。(しかもメルビンの母も同様な姿に変更) ということでドタバタやり放題の映画でしたが、感想としてはなんだか、TVのお笑い2時間スペシャル番組を観た感じがしました…。
最高級の最低映画
傑作クソ映画揃いのトロマ映画の中でも抜きん出て質の高い一作。 悪の組織に「そこに父親がいる」という嘘を吹聴されてアメリカの片田舎を飛び出した毒々モンスター。彼が向かう先は我らがJAPANだった。 毒々くんの悪に対する過剰な応酬は相変わらずで、まずは極東美少女をいたぶっていた不良グループに容赦ない制裁を加える。 たい焼きを焼く鉄板で鼻をたい焼き形に変えられてしまった青年や脳みそにパラボラアンテナを突き刺されてしまった電波少女(物理)など、よくもまあこんな不謹慎で愉快な死に様を次から次に思いつくものだと感心する。 極東美少女と毒々モンスターという取り合わせはバブル絶頂期のカオスな東京にあってもひときわ異彩を放っており、通りかかる者はみなその異常ぶりに目を奪われていた。トロマ映画のことだから絶対にロケ撮影の許可とか取ってないんだろうな。当たり前だけど。 佃島~住吉神社のあたりで偽物の父親(どう見てもヤクザ)と対決する一連のシーンはグロさといいしょうもなさといい手数の多さといい何もかもが常識のメーターを吹っ切っていた。佃煮占い師(そもそも意味が分からない)に「いい女を抱ける」と告げられた関根勤が、全裸のまま自分の前に吹っ飛ばされてきた敵幹部の美女を抱きながらニヤニヤするシーンは特に最高だった。いやー、やっぱり関根勤が一番面白いんだよな。そもそもこんなクソ映画に自ら名乗りを上げて出演を乞うこと自体が狂気の沙汰だ。 化学薬品によって瀕死の危機に陥った毒々くんが相撲の霊的パワーによって復活を遂げるくだりも本当にいい。下手に刺客として力士を登場させるより何百倍も面白い。まあ確かに、試合の前に塩を撒くとか四股を踏むとか、よその文化圏からしたら意味不明だよな。なんだよ塩って。だからといってそれら一連の儀式を強引に毒々くんのパワーアップイベントに接続してしまうのはもっと意味不明だが… アメリカ帰国後のカーレースはトロマ映画にしてはなかなか金がかかっているように感じた。車高の低いスポーツカーがドデカいトラックの下を間一髪ですり抜けるシーンにはギャグ映画らしからぬ緊迫感があった。これなんかどっかで見たことあるなと思たら『ターミネーター3』だな…ラストシーンでは悪人全滅で大団円を迎えたついでに毒々くんの本当の父親が登場する。これがまあ本当に「ついで」感が半端ない。唐突すぎて感動もへったくれもない。 「最高級の最低映画」などというものがあるとするならば、私は是が非でも本作を推挙したいと思う。
とことんクダらない
前作からスケールアップしたような、序盤の流れがウザったく、出て来る敵役全てとの格闘シーンを御丁寧に、グロ描写に笑ってしまう。 舞台は東京に、撮影許可が厳しいのか、陳腐な演出描写と半端なエロ描写がまたまた笑える。 関根勤を始め、見たことのある女優さん、極め付けは安岡力也の登場、勝新や内田裕也、松田優作など当時の仲間内から何も言われなかったのか!? 全体的に飽きの来る場面が長く感じるし、馬鹿馬鹿しくて笑える反面、B級映画としてのトロマの良さが半減されたようなクダらなさ。
めちゃくちゃスギる
日本でロケをしているのに描かれている日本像はめちゃくちゃで笑えます。アメリカ人より日本人の方が笑えるのではないでしょうか。日本ではよく知られている日本人タレントも、いろんな感じで出てきます。
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