悪魔のいけにえ2のレビュー・感想・評価

えぇ～！これが悪魔のいけにえの続編！？
っと、思わず叫んでしまったのが遠い記憶に残っています。

ホラーの歴史を変えたともいえる、トビー･フーパーの名作『悪魔のいけにえ』では、残酷描写も少ないのに映像技術と音楽で恐怖を与える、まさしくホラーのお手本ともいえる作品なのですが、続編ともいえる今作では、単にグロ映像とコメディーに走ったのだった。。。

おふざけにも限度があるでしょう！って言いたくなるシーン満載！
チェーンソー片手に横踊りレザー君、そして恋するレザー君、ちょっとおデブなレザー君って、伝説の殺人鬼をこんなにお茶目にしっちゃっていいのぉ！？それだけでなく、き○ちがい一家も恐怖さというより、面白さしか伝わってきません･･･。

一番寒いのは、デニス・ホッパー演じるレフティなのですが、彼の役どころが意味不明。演技自体もキレてるとしか言いようが無いですが、デニス・ホッパーこんな役やっても良かったのかしら（汗）

といった風に１作目と方向性を全く変えてしまったのですが、『死霊のはらわた２』よりも先に作られているということを考えると、ブラックコメディーというＢ級ジャンルを確立した作品なのかもしれません。

しかし、最後のおね～ちゃんがチェーンソー片手に狂気乱舞するシーンには、「はぁ～っやっちゃった」てため息が出ちゃいました・・・。

の割には検討した方だと思いますよ！
　結果1よりも2のほうが回数は観てますし結局大好き過ぎてダビングしたビデオでテープ📼が伸びてオレンジ🧡色の画面になるまで観続けましたね🤤
デニスホッパーがいいキャラしてるしカオスな部分はしっかり継承されていて良かったです！

出てくるキャラクターほとんどが
クセありで、
見ていてなんとなくずっとイライラした。
それを楽しむべき映画だとは思うが、
イライラの方が強かったかなｗ
ヒロインの女性も、
一度命拾いしておきながら
わざわざ人食いファミリーを追いかけるとか、
行動がなんでやねんって、
突っ込みどころ満載でした。
イライラしながら見つつも、
最後ヒロインが、
ヒステリックな勝利の悲鳴をあげながら、
チェンソーを振り上げてくるくる回って
チェンソー振り回すシーンもまた、
何この演出って、
笑えて良かった。
たぶんわざとそういう演出なんだとは思うが。

今も最恐最凶を誇る原典の正調続編はセルフパロディとしたトビー・フーパー の英断。
あの一家をドロンジョ一味的コメディスターと位置付けてみて案の定外した感。
折角のデニス・ホッパーも半端なキレ演で良いとこ無し。
でも、まあ、アリ。

映像が前作より見やすくなって、
悲鳴以外のセリフも多いイメージでしたが、

都度都度笑えました。

あのダンスはなんなのでしょうか。

トビー・フーバー監督が亡くなってしまったんですね。本当に悲しいです。

悪魔いけにえ2は最高です。僕の人生の映画の一つです。

遊園地に引越しても家父長制は変わらない、ハートフルファミリー。
そしてレザーフェイスの初恋物語。