青いヴェール
劇場公開日:1952年7月29日
解説
ジェリー・ウォルド「破局」とノーマン・クラスナ「恋の乱戦」が協力して設立した独立プロの第1回作で、女性の献身と愛を描くメロドラマ1951年作品。フランソワ・カンポーのストーリーをノーマン・コーウィン(ラジオドラマの作者として有名)が脚色し、「傷心の愛」のカーティス・バーンハートが監督した。撮影はフランク・プラナー(「シラノ・ド・ベルジュラック」)、音楽はフランツ・ワックスマンの担当。なお、ミュージカルの振り付けはバスビー・バークレー。主演は「ガラスの動物園(1950)」のジェーン・ワイマンをめぐってチャールズ・ロートン「幽霊は臆病者」、ジョーン・ブロンデル「冒険」、リチャード・カールソン「ヴァレンチノ」、アグネス・ムーアヘッド「ショウ・ボート(1951)」、ドン・テイラー「東は東」、オードリー・トッター「罠(1949)」、シリル・キューザック「邪魔者は殺せ」、エヴェレット・スローン「南海の劫火(1951)」、ナタリー・ウッド「われら自身のもの」、アラン・ネイピア「永遠のアンバー」、ダン・オハーリイ、ヘンリー・モーガンらが助演する。
1951年製作/アメリカ
原題または英題:The Blue Veil
配給:RKOラジオ日本支社
劇場公開日:1952年7月29日
ストーリー
ルイズ・メイスン(ジェーン・ワイマン)は第一次大戦で夫を失い、愛児にも死なれて、その悲しみを忘れようと保母となった。最初の雇主はコルセット製造業をやっている男やもめのフレッド・ベグレイ(チャールズ・ロートン)であった。彼はルイズとの結婚を望んだが、彼女は拒んで職を辞した。その頃ルイズは玩具商のフランク・ハッチンス(シリル・キューザック)と無二の親友になった。次いでルイスはパフレイ家の末息子ロバートの家庭教師となったが、ロバートの兄の家庭教師ジェラルド(リチャード・カールソン)と恋に落ち、2人は他所に出発しようとした。だがその間際になって彼女はロバートに対する愛着を断ち切れず、ひとりロバートの元に帰った。3番目にルイズは舞台歌手アニー・ローリンズ(ジョーン・ブロンデル)の家に住み込み、娘ステファニーの世話をしたが、娘が母に愛を持たぬようになることを恐れ、自ら身を引いた。ルイズは第二次大戦に従軍するため帰国した英国夫人ヘレン・ウィリアムス(オードリー・トッター)から子供をあずかり、8年もの間養いつづけて、いまやその子供だけに生きる望みをつないできたが、突然うばわれてしまった。ルイズは落胆の余りすっかり老け込み、視力にも不自由を感じて眼科医を訪れた。その眼科医は偶然にもパフレイ家のロバートだった。彼は改めてルイズを晩餐に招待した。その席には、ルイズが苦労して育ててきたすべての子供が、立派に成長した姿で集まった。ルイズは自分の生涯が決して無駄でなかったことを泌々と感じた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- カーティス・バーンハート
- 脚色
- ノーマン・コーウィン
- 原作
- フランソワ・カンポー
- 製作
- ジェリー・ウォルド
- ノーマン・クラスナー
- 撮影
- フランク・プラナー
- 美術
- キャロル・クラーク
- 音楽
- フランツ・ワックスマン
- 録音
- ジーン・L・スピーク
- 編集
- ジョージ・エイミー
- 振り付け
- バスビー・バークレイ
-
Louise_Masonジェーン・ワイマン
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Fred_K._Begleyチャールズ・ロートン
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Annie_Rawlinsジョーン・ブロンデル
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Gerald_Keanリチャード・カールソン
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Mrs._Palfreyアグネス・ムーアヘッド
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Dr._Robert_Palfreyドン・テイラー
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Helen_Williamsオードリー・トッター
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Frank_Hutchinsシリル・キューザック
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District_Attorneyエベレット・スローン
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Stephanie_Rawlinsナタリー・ウッド
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AliciaVivian Vance
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Mr._PalfreyCarter Young
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Prof._Carterアラン・ネイピア
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Billワーナー・アンダーソン
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Joplinレス・トレメイン
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Peltダン・シーモア
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Hugh_Williamsダン・オハーリヒー
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Charles_Hallヘンリー・モーガン
受賞歴
第24回 アカデミー賞(1952年)
ノミネート
女優賞 | ジェーン・ワイマン |
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助演女優賞 | ジョーン・ブロンデル |
第9回 ゴールデングローブ賞(1952年)
受賞
最優秀主演女優賞(ドラマ) | ジェーン・ワイマン |
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